上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

生き物が多い場所は、多様性も高い?

個体数と種類数を分け、同じ条件で比べよう

一種類の生物が千個体いる場所と、十種類が少しずついる場所では、「生物が多い」の意味が違います。生態系の種多様性を調べるには、種類数と個体数を分け、同じ面積・時間・方法で観察する必要があります。

定義

種多様性

教科書では
ある生態系に多様な生物種が存在することです。
言いかえると
最初の学習では、何種類見つかったかという種類数を中心に、各種が何個体いたかも合わせて記録します。ただし調べた範囲が広いほど種を見つけやすく、季節や採集方法によって結果も変わります。比較するときは調査条件をそろえることが欠かせません。
要点

公平な比較の四条件

場所AとBの結果を比べる前に、調査方法が同じかを確かめます。

  1. 1

    同じ面積又は同じ土壌量を調べる

  2. 2

    同じ時間と回数で採集する

  3. 3

    同じ季節・時間帯に行う

  4. 4

    同じ器具と分類基準を使う

手順

調査から結論まで

  1. 1

    環境条件の異なる二地点を選び予想を立てる

  2. 2

    面積・時間・方法をそろえて採集する

  3. 3

    大まかに分類し種類数と個体数を記録する

  4. 4

    環境条件との関係を考え、調査の限界も書く

図解落ち葉の多い地点Aと踏み固められた地点Bで同じ面積の方形区を置き、種類数と個体数を記録する図
左右で方形区の面積と調査方法をそろえ、記号の形を種、記号の数を個体数として読みます。種類数と個体数を混同せず比較します。
比較
記録地点A地点B
種類数6種3種
総個体数18個体21個体
環境落ち葉が厚く湿潤土が露出し乾燥

記録種類数

地点A
6種
地点B
3種

記録総個体数

地点A
18個体
地点B
21個体

記録環境

地点A
落ち葉が厚く湿潤
地点B
土が露出し乾燥

Bは総個体数が多くても、観察された種類数はAより少ないと読み分けます。

場面
同じ面積の土壌を同じ時間だけ調べると、落ち葉の多い地点Aで6種18個体、踏み固められた地点Bで3種21個体が見つかった。
順に考えると
観察された種類数はAの方が多く、この調査ではAの種多様性が高い可能性が示されます。総個体数はBの方が多いので、個体数だけを見れば逆の印象になります。落ち葉、水分、土の硬さとの関係を仮説にできますが、一回の調査だけで季節を通じた全種を断定はできません。
ここが結論
「同じ条件の標本ではAの種類数が多かった」と結論し、原因候補と追加調査を分けて述べます。
注意

見つからないことは、存在しない証明ではない

確認

確認テスト

Q1

二地点の種多様性を比べる調査として最も適切なものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    種多様性は多様な種が存在すること

  2. 2

    種類数と総個体数を分けて記録する

  3. 3

    面積、時間、季節、方法をそろえて比較する

  4. 4

    標本の結果と生態系全体への断定を区別する

What's New

新しいカテゴリが追加されました

  1. 日商簿記3級
  2. FP3級
  3. AWS Certified Solutions Architect - Associate
更新履歴をすべて見る