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イントロ

DNAの複製と細胞周期

分裂前に、同じ情報を2組用意する

細胞が分裂するとき、遺伝情報が片方だけに偏ってはいけません。DNAは分裂の前、細胞周期の間期に複製され、分裂期に分配されます。相補性が、同じ情報を保つ手がかりになります。

定義

DNAの複製

教科書では
DNAの複製は、もとのDNAをもとに、同じ遺伝情報をもつDNAを作る過程です。
言いかえると
DNAの2本鎖が分かれると、それぞれの鎖の塩基配列が手がかりになります。AにはT、GにはCという相補性を使うことで、新しい相手鎖が作られます。この概要では、酵素名よりも「相補性で相手が決まる」ことを押さえます。
要点

細胞周期で見る位置

複製と分配は同じ瞬間に起こる作業ではありません。どの時期の話かを分けると整理しやすくなります。

  1. 1

    間期にDNAが複製される

  2. 2

    分裂期にDNAが分配される

  3. 3

    分裂後の細胞に情報が受け渡される

  4. 4

    複製と分配を混同しない

手順

複製の大まかな流れ

  1. 1

    DNAの2本鎖が分かれる

  2. 2

    それぞれの鎖が手がかりになる

  3. 3

    相補的な新しい鎖が作られる

  4. 4

    同じ情報をもつDNAが2組になる

図解DNAの2本鎖が分かれ、それぞれに相補的な新しい鎖ができて同じ情報をもつDNAが2組になる図
もとの2本鎖が分かれると、それぞれの鎖が新しい相手鎖を作る手がかりになります。ここでもA-T、G-Cの相補性が重要です。
場面
1つの細胞が2つに分裂する前後で、DNAの情報を考える。
順に考えると
分裂前の間期にDNAが複製されると、同じ遺伝情報をもつDNAが2組用意されます。その後の分裂期に、それぞれの細胞へ分配されます。だから、分裂後の2つの細胞は同じ情報をもつことができます。
ここが結論
DNAは分裂の前に複製され、分裂のときに分けられます。
注意

分裂の瞬間だけでDNAが作られるわけではない

要点

ここで押さえる範囲

生物基礎では、複製の詳しい酵素名よりも、相補性で同じ情報を保てるという考え方を優先します。

  1. 1

    相補性が複製の手がかり

  2. 2

    酵素名の詳細は発展

  3. 3

    細胞周期と結び付けて読む

確認

確認テスト 1

Q1

DNA複製で同じ遺伝情報を保ちやすい理由として最も適切なのはどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

DNAの複製が主に起こるタイミングはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    DNA複製は同じ遺伝情報をもつDNAを作る過程

  2. 2

    塩基の相補性が新しい鎖を作る手がかりになる

  3. 3

    間期に複製され、分裂期に分配される

  4. 4

    詳しい分子機構より流れを先に押さえる