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イントロ

蒸留

蒸気にして、冷やして集める

蒸留は、混合物を加熱して気体になりやすい成分を蒸気にし、それを冷やして液体として集める分離操作です。ろ過と違い、蒸発して移動する成分に注目します。

定義

蒸留

教科書では
液体を含む混合物を加熱し、出てきた蒸気を冷やして液体として集める操作です。
言いかえると
食塩水を加熱すると、水は蒸気になって移動します。その蒸気を冷やすと液体の水として集められ、食塩はもとの容器に残ります。蒸留では、沸点や蒸発しやすさの違いを利用しています。ろ過で通ってしまう成分も、蒸気にする流れで分けられる場合があります。
要点

見るべき性質

蒸留の中心は装置名ではなく、成分が気体になりやすいかどうかです。先に蒸気になった成分を、別の場所で冷やして集める流れを押さえます。加熱した容器に残る成分と、受器に集まる成分を分けて追います。

  1. 1

    成分の沸点や蒸発しやすさが違う

  2. 2

    蒸気として移動する成分がある

  3. 3

    冷やすと液体として集められる

  4. 4

    加熱実験なので安全管理が必要

図解食塩水を加熱し、水蒸気を冷やして水として集める蒸留の流れを示した図
蒸留では、加熱、蒸気の移動、冷却、回収という流れで成分を分けます。食塩水では水が移動し、食塩はもとの容器に残ります。矢印は水がたどる道すじです。
手順

蒸留の読み方

  1. 1

    混合物を加熱する

  2. 2

    気体になりやすい成分が蒸気になる

  3. 3

    蒸気が別の場所へ移動する

  4. 4

    冷やされて液体として集まる

場面
食塩水から水を取り出す。
順に考えると
食塩水を加熱すると、水は蒸発して水蒸気になります。水蒸気を冷やすと液体の水に戻り、別の容器に集められます。一方、食塩は水のようには蒸発しにくいため、加熱した容器の中に残ります。どの成分が移動して、どの成分が残るかを追うと、装置図も読みやすくなります。
ここが結論
蒸留では、水のように蒸気になって移動する成分を集められます。何を集めたいのかによって、見る場所も変わります。受器に集まる液体と、加熱容器に残るものを分けて説明します。
注意

加熱する操作は特に注意

比較
方法利用する違い
ろ過溶けていない固体かどうか砂を含む水
蒸留沸点や蒸発しやすさ食塩水から水

方法ろ過

利用する違い
溶けていない固体かどうか
砂を含む水

方法蒸留

利用する違い
沸点や蒸発しやすさ
食塩水から水

ろ過で分けにくい水溶液でも、蒸留なら別の性質を使って分けられる場合があります。

確認

確認テスト 1

Q1

蒸留が主に利用している性質はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

食塩水から水を取り出したいとき、最も適した操作はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    蒸留は加熱して蒸気にし、冷やして集める操作

  2. 2

    沸点や蒸発しやすさの違いを利用する

  3. 3

    食塩水では水が移動し、食塩は加熱容器に残る

  4. 4

    加熱実験では安全な操作と器具の扱いが欠かせない

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