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イントロ

原子番号と質量数

番号から、原子核の中身を読む

原子番号は陽子の数を表し、元素の種類を決めます。質量数は、陽子数と中性子数の和です。この2つを分けると、原子の表記を計算の記号ではなく意味で読めます。

定義

原子番号と質量数

教科書では
原子番号は陽子の数、質量数は陽子数と中性子数の和を表します。
言いかえると
原子番号は元素の種類を決める番号です。炭素なら陽子が6個なので原子番号は6です。質量数は、原子核にある陽子と中性子を合わせた数として読みます。電子はとても軽いので、質量数ではふつう数えません。
公式

番号を読む関係式

記号を使うと、原子番号と質量数の関係を短く表せます。

原子番号

原子番号 Z は、陽子数 p と同じです。

  • 原子番号
  • 陽子数
使うときのコツ

元素の種類は Z で決まります。

質量数

質量数 A は、陽子数 p と中性子数 n の和です。

  • 質量数
  • 中性子数
使うときのコツ

中性子数を聞かれたら A - Z を考えます。

解くコツ

元素を決めるのは質量数ではなく原子番号です。まず Z を読んでから、A との違いを見ます。中性子数を求めるときは、質量数から陽子数を引く順番を崩さないようにします。

図解炭素12の元素記号カードから、質量数、原子番号、陽子数、中性子数を読み取る図
左下の原子番号 Z は陽子数、左上の質量数 A は陽子数と中性子数の和です。中性原子なら電子数も陽子数と同じです。
要点

元素を決めるのは陽子数

原子番号と質量数を混同すると、同位体の学習でつまずきやすくなります。何を決める番号かを分けます。

  1. 1

    原子番号が同じなら同じ元素

  2. 2

    質量数は原子核の粒子数を表す

  3. 3

    中性子数は A - Z で読む

  4. 4

    電子は質量数にはほぼ入れない

場面
炭素12を、原子番号6、質量数12として読む。
順に考えると
原子番号が6なので、陽子数は6です。質量数12は、陽子数と中性子数の和です。したがって中性子数は 12 - 6 = 6 です。電気的に中性な原子なら、正の電気をもつ陽子6個とつり合うように、電子数も6個と読みます。式に入れる前に、Z と A が何を表すかを言葉で確認します。
ここが結論
炭素12では、陽子6個、中性子6個、中性原子なら電子6個です。元素を決めるのは陽子数で、質量数は原子核の中の粒子数として読みます。
比較
番号表すもの使いどころ
原子番号 Z陽子数元素を決める
質量数 A陽子数+中性子数原子核の粒子数を読む
中性子数 nA - Z同位体の違いを見る

番号原子番号 Z

表すもの
陽子数
使いどころ
元素を決める

番号質量数 A

表すもの
陽子数+中性子数
使いどころ
原子核の粒子数を読む

番号中性子数 n

表すもの
A - Z
使いどころ
同位体の違いを見る

原子番号は元素の種類、質量数は原子核の中の粒子数に関わります。同じ元素かどうかを聞かれたら、まず質量数ではなく原子番号を見ます。

注意

原子番号を重さの順番にしない

確認

確認テスト 1

Q1

原子番号6、質量数14の炭素原子の中性子数はいくつですか。

確認

確認テスト 2

Q1

陽子6個、中性子8個の原子の質量数はいくつですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    原子番号 Z は陽子数を表す

  2. 2

    質量数 A は陽子数と中性子数の和

  3. 3

    中性子数は A - Z で求める

  4. 4

    中性原子では電子数も陽子数と同じ

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