1 / 12 ブロック8%

上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

抵抗と抵抗率

長いほど流れにくく、太いほど流れやすい

同じ金属の導線でも、長くすれば抵抗は大きく、太くすれば抵抗は小さくなります。材質ごとの流れにくさを抵抗率ρとして分けると、三つの要因を一つの式で比較できます。

定義

抵抗率

教科書では
物質の種類による電流の流れにくさを表す量で、記号ρ、SI単位Ω·mを用います。
言いかえると
抵抗Rは一本の導線全体の値なので形にも依存します。抵抗率ρは材質を比べる量です。同じ温度・材質なら、長さLに比例し断面積Aに反比例して抵抗が変わります。
公式

導線の抵抗

一様な導線

一定温度で材質と太さが一様な導線の抵抗です。

  • 導線の抵抗。単位はΩ
  • 材質の抵抗率。単位はΩ·m
  • 導線の長さ。単位はm
  • 導線の断面積。単位はm²
使うときのコツ

直径が与えられたら、Aは直径でなく円の面積です。

解くコツ

材質ρ、長さL、断面積Aのうち何が変わるかを表にし、比例・反比例で追います。

図解同じ材質で基準の導線、長さが二倍の導線、断面積が二倍の導線を並べ、抵抗の大小を示した図
材質を同じに固定し、上から基準、長さ2倍、断面積2倍を比較します。長い導線は抵抗2R、太い導線は電流の通路が増えるため抵抗R/2です。
手順

比で判断する手順

  1. 1

    温度と材質が同じか確認する

  2. 2

    長さLが何倍かを見る

  3. 3

    直径ならA=πr²で断面積の倍率へ直す

  4. 4

    Lの倍率を掛け、Aの倍率で割る

  5. 5

    ρL/Aの単位がΩになることを検算する

比較
変える量変化抵抗R
長さL2倍2倍
断面積A2倍1/2倍
抵抗率ρ2倍2倍

変える量長さL

変化
2倍
抵抗R
2倍

変える量断面積A

変化
2倍
抵抗R
1/2倍

変える量抵抗率ρ

変化
2倍
抵抗R
2倍

長さと抵抗率は分子なので同じ向き、断面積は分母なので逆向きに変わります。

場面
同じ材質・温度の導線を、長さ2倍、断面積1/2倍へ変えた。
順に考えると
R=ρL/Aで、長さ2倍は抵抗を2倍、断面積1/2倍は分母が半分なのでさらに2倍にします。全体では2×2=4倍です。細く長いほど電子が進みにくいという見方とも一致します。
ここが結論
抵抗は元の4倍になります。
注意

太さと断面積を区別する

確認

比例関係の確認

Q1

同じ材質・温度で長さも同じ導線の断面積を3倍にすると、抵抗はどうなりますか。

確認

抵抗率の確認

Q1

長さと断面積が等しい二本の導線で、抵抗が大きい方について言えることはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    一様な導線ではR=ρL/A

  2. 2

    抵抗率ρは材質による流れにくさ

  3. 3

    長いほどRは大きく、太いほど小さい

  4. 4

    一定温度と単位をそろえて比較する

What's New

新しいカテゴリが追加されました

  1. 日商簿記3級
  2. FP3級
  3. AWS Certified Solutions Architect - Associate
更新履歴をすべて見る