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イントロ

絶対温度の見方

0℃は運動が止まる温度ではない

絶対温度は、熱運動を考えるときに使いやすい温度の表し方です。学校計算では、セルシウス温度に273を足してKで表します。

定義

絶対温度

教科書では
絶対零度を基準にした温度で、単位には K を使います。
言いかえると
ふだん使う℃は水の凍る温度や沸騰する温度を目安にした目盛りです。絶対温度は熱運動を考える基準に合わせた目盛りで、物理の式ではKを使う場面があります。
公式

℃からKへの換算

学校物理では、セルシウス温度 t に 273 を足して絶対温度 T に直します。

絶対温度

セルシウス温度 t から絶対温度 T を求める近似式です。

  • 絶対温度
  • セルシウス温度
使うときのコツ

27℃なら 27 + 273 = 300 K と考えます。

解くコツ

温度そのものは換算しますが、10℃上昇は10K上昇として同じ幅で読みます。

要点

読み分けのコツ

熱量計算では、温度そのものをKに直す場面と、温度差だけを使う場面があります。どちらを聞かれているかを先に分けると、273を足すかどうかで迷いにくくなります。

  1. 1

    温度そのものは T = t + 273 で直す

  2. 2

    温度差 ΔT は ℃ と K で同じ大きさ

  3. 3

    0℃でも粒子の熱運動は止まっていない

図解セルシウス温度と絶対温度の目盛りを並べ、0℃と273K、27℃と300Kの対応を示した図
℃とKは目盛りの基準がずれています。ただし、温度差として見ると同じ幅なので、20℃から30℃への変化は10Kの変化として読めます。
場面
27℃を絶対温度で表し、20℃から30℃への温度変化も読む。
順に考えると
27℃は T = 27 + 273 = 300 K です。一方、20℃から30℃へ上がる変化は 10℃ の上昇で、温度差としては 10 K と同じ大きさです。Q = mcΔT のように温度差を使う式では、上がった幅だけを見ればよいので、20を293K、30を303Kに直しても差は10Kのままです。
ここが結論
27℃は約300K、10℃の温度差は10Kの温度差です。式に入れる量が温度そのものか温度差かを、問題文で毎回確認しましょう。
注意

0℃と0Kを混同しない

確認

確認テスト 1

Q1

27℃を絶対温度で表すと、およそ何Kですか。

確認

確認テスト 2

Q1

0℃はおよそ何Kですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    絶対温度の単位はK

  2. 2

    学校計算では T = t + 273 を使う

  3. 3

    温度そのものと温度差を分けて読む

  4. 4

    0℃は絶対零度ではない

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