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イントロ

等差数列の和

長い足し算をペアで見る

等差数列の和は、最初と最後を組にすると見通しがよくなります。項数、初項、末項を先にそろえると、公式の代入ミスを減らせます。

定義

部分和Sₙ

教科書では
Sₙは、第1項から第n項までを足した和を表します。
言いかえると
等差数列では、順に並べた和と逆順に並べた和を足すと、どのペアも初項+末項になります。このペアの考えが公式のもとです。
図解等差数列を逆順に並べてペアの和を一定にする図
和を逆順に並べた2段の図です。縦のペアがすべて同じ和になるので、項数ぶんの同じペアを作り、最後に2で割る理由を確認します。
公式

等差数列の和

項数n、初項a、末項lを使います。

初項と末項

項数×ペアの和を2で割ります。

使うときのコツ

末項lが分かるときに便利です。

公差を使う形

末項を一般項で置き換えた形です。

使うときのコツ

末項が未指定ならこちらを使います。

解くコツ

代入前に、n、a、lまたはdを欄外に書きます。

手順

解く手順

  1. 1

    項数nを確認する

  2. 2

    初項aを確認する

  3. 3

    末項lを求める

  4. 4

    公式へ代入する

場面
3+7+11+...+39 の和を求める。
順に考えると
初項3、公差4です。39=3+(n-1)4よりn=10。和はS₁₀=10(3+39)/2=210です。先に項数を求めるのがポイントです。
ここが結論
和は210です。
注意

末項と項数を混同しない

要点

和の公式に入る前

等差数列の和で一番多いミスは、公式そのものより項数の読み違いです。足す前に、何個あるかを別に確認します。

  1. 1

    初項を確認する

  2. 2

    末項を確認する

  3. 3

    項数を計算する

  4. 4

    ペアの和を見る

比較
見る点正しい読みよくあるずれ
項数n足している項の個数末項の数値を入れる
末項l最後に足す項最後の番号と混同する
Sₙ第n項までの和第n項そのものと思う

見る点項数n

正しい読み
足している項の個数
よくあるずれ
末項の数値を入れる

見る点末項l

正しい読み
最後に足す項
よくあるずれ
最後の番号と混同する

見る点Sₙ

正しい読み
第n項までの和
よくあるずれ
第n項そのものと思う

初項・末項・項数を欄外に並べると、公式への代入がただの作業ではなくなります。

要点

等差数列の和の答案

和では、初項・末項・項数をそろえることが得点の中心です。末項が未定なら先に項数を求め、どの公式に入れるかを明確にします。 求めたSₙが最後の項ではなく合計であることを、問題文の言葉に戻して確認します。 項数を求める途中で末項を使った場合は、その末項が本当に数列に含まれるかも確認します。

  1. 1

    初項と末項を読む

  2. 2

    項数nを先に確定する

  3. 3

    使う和の公式を選ぶ

  4. 4

    Sₙが合計だと書く

確認

確認テスト

Q1

初項2、末項20、項数10の等差数列の和はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    Sₙは第n項までの和

  2. 2

    等差の和はペアで見る

  3. 3

    nは足す項の個数

  4. 4

    末項を先に確認する

  5. 5

    Sₙは最後の項ではなく合計