上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

自然数・平方数・立方数の和

形を見て公式を選ぶ

Σの計算では、よく出る和の公式を使います。まず足しているものがk、k²、k³のどれかを読み、対応する公式を選びます。

定義

基本的な数列の和

教科書では
自然数、平方数、立方数の和には、よく使う公式があります。
言いかえると
公式は形ごとに決まっています。Σk²は「2乗した項を足す」意味で、Σkを求めてから2乗する意味ではありません。
図解Σk、Σk²、Σk³の公式を対応させる図
Σの中の形から使う公式を選ぶ図です。公式を選ぶ前に、k、k²、k³のどれを足しているかを見分け、別の公式と混ぜないようにします。
公式

よく使う和の公式

下端が1、上端がnの形で覚えます。

自然数

1+2+...+nの和です。

平方数

1²+2²+...+n²の和です。

立方数

1³+2³+...+n³の和です。

解くコツ

式を分けてから、必要な公式を選びます。

比較
読むこと使う公式
Σk1乗の和自然数の和
Σk²2乗の和平方数の和
Σk³3乗の和立方数の和

Σk

読むこと
1乗の和
使う公式
自然数の和

Σk²

読むこと
2乗の和
使う公式
平方数の和

Σk³

読むこと
3乗の和
使う公式
立方数の和

何乗の項を足しているかで選びます。

場面
1²+2²+...+10² を求める。
順に考えると
平方数の和なので、n=10をΣk²の公式へ入れます。10×11×21/6=385です。自然数の和を先に求めて2乗しません。
ここが結論
和は385です。
注意

Σk² と (Σk)² は違う

要点

公式を選ぶ前の分類

基本公式は似ているため、先にΣの中の形を分類します。必要なら式を分け、k、k²、k³のどれに当たるかを見ます。

  1. 1

    Σの中だけを見る

  2. 2

    1乗・2乗・3乗を判定

  3. 3

    上端nを確認する

  4. 4

    係数は後で掛ける

比較
見る点正しい読みよくあるずれ
Σk自然数の和平方数の和と混ぜる
Σk²2乗した項の和(Σk)²と考える
Σk³立方数の和3Σkと読む

見る点Σk

正しい読み
自然数の和
よくあるずれ
平方数の和と混ぜる

見る点Σk²

正しい読み
2乗した項の和
よくあるずれ
(Σk)²と考える

見る点Σk³

正しい読み
立方数の和
よくあるずれ
3Σkと読む

公式を覚えていても、どの形に使うかを誤ると計算全体がずれます。まず形を声に出して読みます。

要点

和の公式を使う答案

自然数・平方数・立方数の和では、どの形の和かを先に分類します。nに何を入れるか、最後の数がnと一致しているかを確認します。 最後に小さいnで検算します。

  1. 1

    項の形を見分ける

  2. 2

    最後の数をnにする

  3. 3

    対応する公式を選ぶ

  4. 4

    小さいnで検算する

確認

確認テスト

Q1

Σₖ₌₁ⁿ k² に使う公式はどれですか。

要点

使うときのコツ

複雑な式は、Σの性質で分けてから公式に当てはめます。

  1. 1

    Σの中を見る

  2. 2

    何乗の和か決める

  3. 3

    上端nを確認する

  4. 4

    必要なら式を分ける

まとめ

まとめ

  1. 1

    基本公式は形で選ぶ

  2. 2

    Σkは自然数の和

  3. 3

    Σk²は平方数の和

  4. 4

    Σk³は立方数の和

  5. 5

    小さいnで公式を検算する