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イントロ

食べていない相手にも影響する

食物網を二段先まで追うと、間接効果が見える

捕食者が減ると、直接食べられていた生物が増えることがあります。その生物が別の生物を多く食べれば、捕食者が直接食べていない相手まで減ります。このを介した作用がです。

定義
とは、ある生物の変化が別の生物を介して、直接つながらない生物へ及ぼす影響です。
同じ考え方で
ラッコはウニを食べ、ウニは海藻を食べます。ラッコが減るとウニへの捕食圧が弱まり、ウニが増える可能性があります。増えたウニが海藻を多く食べると、ラッコが海藻を直接食べていなくても海藻が減ります。矢印を二段階たどるのが判断の基本です。
要点

直接と間接を分ける

注目する変化から、まず一段目、その次に二段目を順番に書きます。

  1. 1

    ラッコ減少→ウニへのが減る、は

  2. 2

    ウニ増加→海藻への摂食が増える、も直接効果

  3. 3

    ラッコ減少→海藻減少はウニを介した

  4. 4

    海藻をすみかにする他種にも影響が広がり得る

図解ラッコがウニを捕食し、ウニが海藻を食べる関係と、ラッコ減少から海藻減少へ至る間接効果を示す図
実線は直接の食う・食われる関係、破線はウニを介したです。ラッコ減少から実線を順にたどり、各段階で増えるか減るかを一つずつ追います。
手順

増減問題の解き方

  1. 1

    最初に増減した生物を確認する

  2. 2

    その生物が直接食べる又は食べられる相手を探す

  3. 3

    一段目の相手の増減を予想する

  4. 4

    さらにその相手とつながる種へ影響を伸ばす

比較
変化種類理由
ラッコ減少→ウニ増加直接ウニへのが弱まる
ウニ増加→海藻減少直接海藻への摂食が増える
ラッコ減少→海藻減少間接ウニの増加を介する

変化ラッコ減少→ウニ増加

種類
直接
理由
ウニへのが弱まる

変化ウニ増加→海藻減少

種類
直接
理由
海藻への摂食が増える

変化ラッコ減少→海藻減少

種類
間接
理由
ウニの増加を介する

始点と終点が直接つながっていなければ、間にある生物を探します。

場面
海域Aではラッコが多くウニが少なく海藻林が広い。海域Bではラッコが少なくウニが多く海藻林が狭かった。
順に考えると
この資料は、ラッコによるがウニを抑え、海藻への摂食を間接的に抑える仮説と合います。海藻林が減ると、それを餌やすみかにする種も減り、が損なわれる可能性があります。ただし水温や漁獲など他要因も調べて因果を確かめます。
ここが結論
比較資料からの仮説を立て、他の条件を検討するのが科学的な読み方です。
注意

捕食者はいつも多様性を下げるとは限らない

要点

個体群消失とのつながり

個体数が非常に少なくなり回復できないと、その種が地域又は地球上から消えるにつながり得ます。

  1. 1

    餌やすみかの喪失は個体数を減らす要因になる

  2. 2

    の一種の消失は他種にも波及し得る

  3. 3

    小さな個体群は偶然の変動にも弱くなりやすい

  4. 4

    原因はだけでなく環境改変など複数あり得る

確認

確認テスト

Q1

ラッコが減るとウニが増え、海藻が減った。ラッコ減少から海藻減少への関係は何ですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    は別の生物を介して及ぶ影響

  2. 2

    増減を一段ずつで追う

  3. 3

    に関わり得る

  4. 4

    は食物網へ波及し、原因は複数あり得る

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