イントロ
植物が変わると、環境も変わる
遷移を一方向の植物交代でなく、環境との往復で読む
裸地へ植物が入り、草原や森林へ植生が変わる過程を遷移といいます。重要なのは名前の順番だけではありません。植物が土壌や光環境を変え、その新しい環境が次に生育しやすい植物を変えるという因果を追います。
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遷移を一方向の植物交代でなく、環境との往復で読む
裸地へ植物が入り、草原や森林へ植生が変わる過程を遷移といいます。重要なのは名前の順番だけではありません。植物が土壌や光環境を変え、その新しい環境が次に生育しやすい植物を変えるという因果を追います。
裸地へ先に定着できる生物が入る
有機物の蓄積や根の働きで土壌が発達する
草本や低木が増え、地表へ届く光が変わる
変化した環境に適した植物が増え、植生が交代する
植物は環境に選ばれるだけでなく、自ら周囲の環境を変えます。この作用が次の植生への条件をつくります。
根が基盤を崩し土壌形成を助ける
落葉や枯死体が土壌の有機物になる
葉が地表を覆い光を弱める
風や乾燥の程度も植生によって変わり得る
| 条件 | 起こりやすい変化 | 成立し得る植生 |
|---|---|---|
| 水分と温度が樹木の生育に十分 | 土壌発達と樹木の侵入が進む | 森林 |
| 降水が少なく乾燥が強い | 樹木の定着が制限される | 草原・荒原 |
| 低温や強風が続く | 高木の成長が制限される | 草原・荒原 |
条件水分と温度が樹木の生育に十分
条件降水が少なく乾燥が強い
条件低温や強風が続く
同じ出発点でも、気候や撹乱の条件が違えば成立する植生は変わります。
植物名の順序を暗記する前に、各段階で何が増減したかを探します。
土壌の厚さや有機物量
地表へ届く光の割合
草本・低木・高木の割合
乾燥、低温、火災などの制限条件
裸地への植物侵入後に別の植物が増える理由として最も適切な説明はどれですか。
遷移は植生が時間とともに変化する過程
土壌と光環境の変化が植物の交代に関わる
植物自身も周囲の環境を変える
環境条件によって森林、草原、荒原のいずれも成立し得る
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