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イントロ

DNAからタンパク質へ:転写と翻訳

情報は写され、読み替えられて使われる

DNAの情報が使われるとき、まずmRNAへ写し取られ、次にアミノ酸の並びへ読み替えられます。前半を転写、後半を翻訳と呼びます。段階名を分けると流れが見えやすくなります。

定義

転写

教科書では
転写は、DNAの塩基配列をもとにmRNAの塩基配列を作る過程です。
言いかえると
DNAの情報をそのままタンパク質にするのではなく、まずmRNAというRNAに写し取ります。RNAでは、DNAで使うTの代わりにUが使われる点を入口として押さえます。
定義

翻訳

教科書では
翻訳は、mRNAの塩基配列をもとにアミノ酸を並べ、タンパク質を作る過程です。
言いかえると
mRNAの情報は、リボソームで読み取られます。tRNAがアミノ酸を運び、mRNAの並びに対応してアミノ酸がつながることで、タンパク質のもとになるアミノ酸配列ができます。
要点

登場する役割

名前が増えるので、何を運ぶか、何を読むかで整理します。

  1. 1

    mRNAはDNAの情報を写したもの

  2. 2

    リボソームはmRNAを読む場

  3. 3

    tRNAはアミノ酸を運ぶ

  4. 4

    アミノ酸が並んでタンパク質へつながる

手順

情報の流れ

  1. 1

    DNAの塩基配列がある

  2. 2

    転写でmRNAに写し取る

  3. 3

    翻訳でアミノ酸を並べる

  4. 4

    アミノ酸配列からタンパク質ができる

図解DNAからmRNAへの転写、mRNAからアミノ酸配列への翻訳を示す情報の流れの図
転写はDNAからmRNAへ情報を写す段階、翻訳はmRNAの情報からアミノ酸配列を作る段階です。境目を分けて読むと混同しにくくなります。
場面
短い配列を、段階名と対応させる。
順に考えると
DNAの一部の情報がmRNAに写し取られる場面は転写です。次に、mRNAの並びをもとにアミノ酸が順に運ばれ、アミノ酸配列ができる場面は翻訳です。ここではコドン表を暗記するより、どの段階の話かを見分けます。
ここが結論
mRNAに写すなら転写、アミノ酸を並べるなら翻訳です。
注意

DNAから直接タンパク質が出るわけではない

要点

生物基礎での押さえ方

詳しい分子機構よりも、情報がどの形に変わるかを優先します。

  1. 1

    転写は写し取り

  2. 2

    翻訳はアミノ酸配列への読み替え

  3. 3

    コドン表の網羅暗記はしない

  4. 4

    段階名と物質名を対応させる

確認

確認テスト 1

Q1

mRNAの塩基配列をもとにアミノ酸を並べる過程はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

DNAの情報をmRNAへ写し取る過程はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    転写はDNAの情報をmRNAへ写す

  2. 2

    翻訳はmRNAの情報からアミノ酸配列を作る

  3. 3

    tRNAはアミノ酸を運ぶ

  4. 4

    DNAの情報はタンパク質合成へつながる