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イントロ

血液凝固と体内環境

傷ついた場所をふさぎ、血液を体内に保つ

血管が傷つくと、血小板が集まり、繊維状の網を含む血ぺいができます。損傷部位をふさいで失血を防ぐことが、体液の量や状態を保つことにつながります。

定義

血液凝固

教科書では
血管の損傷部位で血液が固まり、出血を止める仕組みです。
言いかえると
血小板が損傷部位へ集まる働きと、繊維状の網が血球などをとらえて血ぺいをつくる働きが組み合わさります。結果として血液が体外へ失われるのを抑え、傷口からの異物侵入も防ぎやすくします。血ぺいは組織の修復が終わったこと自体を意味せず、修復まで損傷部を守る栓として捉えます。
手順

止血までの流れ

  1. 1

    血管の一部が傷つく

  2. 2

    血小板が損傷部位に集まる

  3. 3

    凝固反応で繊維状の網ができる

  4. 4

    血球などを含む血ぺいが傷をふさぐ

要点

目的は失血を防ぐこと

名称を覚えるだけでなく、血液が失われると酸素や養分の運搬、体液量などが保てなくなるため、止血が体内環境の維持に結び付くと説明します。局所で起こる点も根拠にします。

  1. 1

    反応する場所は損傷部位

  2. 2

    血液を体内に保つ

  3. 3

    病原体の侵入口もふさぐ

  4. 4

    修復が進むまでの栓になる

図解血管損傷部に血小板が集まり、繊維状の網が血球をとらえて血ぺいをつくる段階図
正常な血流、損傷部への血小板の集合、繊維状の網を含む血ぺいの形成を順に示し、血管全体ではなく傷ついた場所をふさぐことを確認します。
比較
状態血液の様子意味
傷のない血管血液が流れる物質を運搬する
傷ついた血管局所に血ぺいができる失血を抑える

状態傷のない血管

血液の様子
血液が流れる
意味
物質を運搬する

状態傷ついた血管

血液の様子
局所に血ぺいができる
意味
失血を抑える

流れることと固まることは場所に応じて使い分けられ、正常な血管内で全体が固まるわけではありません。

場面
指先の小さな切り傷からの出血が、しばらくすると止まる理由を説明する。
順に考えると
傷ついた血管の場所へ血小板が集まり、凝固反応によって繊維状の網がつくられます。その網が血球などをとらえて血ぺいとなり、傷口をふさぎます。これにより血液が流出し続けるのを抑えます。
ここが結論
損傷→血小板→凝固→血ぺい→止血の順で、体内環境を守る意味まで説明できます。
注意

血液全体が固まるのではない

確認

確認テスト

Q1

血液凝固が体内環境の維持に関わる理由として最も適切なものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    血管損傷部へ血小板が集まる

  2. 2

    凝固反応で繊維状の網と血ぺいができる

  3. 3

    血ぺいは局所をふさいで失血を防ぐ

  4. 4

    止血は体液量と物質運搬を守る

  5. 5

    凝固因子の詳細はこの範囲では扱わない

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