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イントロ

自然免疫と食作用

侵入を防ぎ、入った異物は白血球が取り込む

自然免疫は、同じ病原体に以前出会ったかにかかわらず働く防御です。皮膚や粘膜が侵入を防ぎ、侵入した異物には白血球の食作用などが働きます。

定義

自然免疫

教科書では
生まれつき備わり、侵入した多様な異物に対して速やかに働く防御です。
言いかえると
皮膚や粘膜は体の境界で侵入を防ぎます。境界を越えた細菌などに対しては、一部の白血球が異物を取り込み、細胞内で処理する食作用を行います。初回の侵入でも働く点が大切です。傷口の赤みや腫れなどの炎症も防御反応に伴って見られますが、ここでは白血球が異物を処理する流れを中心にします。
要点

境界と内部の二段階で見る

免疫の資料では、異物がまだ体外にあるか、体内へ侵入したかを先に確認します。働く防御の場所を分けると整理できます。

  1. 1

    皮膚・粘膜は侵入を防ぐ

  2. 2

    侵入後は白血球などが働く

  3. 3

    食作用は細胞が行う

  4. 4

    以前の記憶がなくても働く

比較
段階主な防御役割
侵入前皮膚・粘膜異物が体内へ入るのを防ぐ
侵入後白血球の食作用など異物を取り込み処理する

段階侵入前

主な防御
皮膚・粘膜
役割
異物が体内へ入るのを防ぐ

段階侵入後

主な防御
白血球の食作用など
役割
異物を取り込み処理する

自然免疫は一つの細胞だけでなく、体の境界から体内の処理までを含む防御です。働く場所と順序を対応させます。

図解傷口から侵入した異物を白血球が近づいて包み込み、細胞内で処理する三段階の図
皮膚の境界を越えた異物に白血球が近づき、細胞膜で包み込んで細胞内へ取り込み、分解・処理する食作用の三段階を矢印で示します。
手順

食作用の流れ

  1. 1

    異物が体内へ侵入する

  2. 2

    白血球が異物へ近づく

  3. 3

    白血球が異物を包み込んで取り込む

  4. 4

    細胞内で異物を分解・処理する

場面
すり傷から細菌が侵入し、顕微鏡資料で白血球内に細菌が見える場面を読む。
順に考えると
白血球の外側にいた細菌が、時間の経過後に白血球内で観察されたなら、白血球が細菌を取り込んだと考えられます。初めて侵入した種類であっても起こるため、自然免疫の食作用として説明できます。
ここが結論
資料の前後を比べ、異物の位置が細胞外から細胞内へ変わったことを根拠に食作用と判断します。
注意

抗体が異物を食べるのではない

確認

確認テスト

Q1

白血球による食作用の説明として最も適切なものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    皮膚と粘膜は異物の侵入を防ぐ

  2. 2

    自然免疫は初回の侵入でも速やかに働く

  3. 3

    食作用では白血球が異物を取り込む

  4. 4

    異物は細胞内で処理される

  5. 5

    抗体と食作用の主役を混同しない

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