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イントロ

ホルモンと標的器官

全身を流れても、応答する細胞は選ばれる

ホルモンは内分泌腺から血液中へ分泌され、全身へ運ばれます。しかし、どの細胞も同じように反応するのではなく、対応する受容体をもつ標的細胞で作用します。

定義

ホルモン

教科書では
ホルモンは、内分泌腺から血液中へ分泌され、標的器官へ情報を伝える物質です。
言いかえると
ホルモンは専用の管で目的地だけへ送られるのではありません。血流に乗って広く運ばれ、そのホルモンを受け取れる受容体をもつ細胞が応答します。少量でも調節に関わる情報として働きます。
要点

どこから・何で・どこへ

ホルモン問題は、分泌元、運搬経路、応答先の3点に分けると、神経による伝達と混同しにくくなります。受容体の有無も確認します。

  1. 1

    内分泌腺から分泌される

  2. 2

    血液で運ばれる

  3. 3

    受容体をもつ標的が応答する

  4. 4

    全細胞が同じ反応をするわけではない

比較
細胞対応する受容体ホルモンへの応答
標的細胞もつ情報を受け取り反応する
非標的細胞対応するものをもたない同じホルモンには応答しにくい

細胞標的細胞

対応する受容体
もつ
ホルモンへの応答
情報を受け取り反応する

細胞非標的細胞

対応する受容体
対応するものをもたない
ホルモンへの応答
同じホルモンには応答しにくい

血液がホルモンをどこへ運ぶかではなく、細胞が受け取れるかが応答を分けます。

図解内分泌腺から血液へ放出されたホルモンが、受容体をもつ標的細胞だけに作用する図
ホルモンは内分泌腺から血流へ入り全身を通りますが、図の形が合う受容体をもつ標的細胞だけが情報を受け取り、特有の応答を示します。
手順

ホルモン伝達の4段階

  1. 1

    体内の変化に応じて内分泌腺が働く

  2. 2

    ホルモンが血液中へ分泌される

  3. 3

    血流によって全身へ運ばれる

  4. 4

    対応する受容体をもつ標的細胞が応答する

場面
インスリンが血液で全身を巡っても、反応の現れ方が細胞で違う理由を考える。
順に考えると
食後に分泌されたインスリンは血流に乗って全身へ運ばれます。肝細胞や筋細胞など、インスリンの情報を受け取れる細胞では、血糖を下げる方向の応答が起こります。目的地だけにインスリンが流れ込むわけではありません。
ここが結論
ホルモンの行き先は血流、作用先は対応する受容体で決まる、と分けて説明できます。
注意

ホルモンは標的だけへ運ばれるのではない

確認

確認テスト

Q1

血液中のホルモンに標的細胞が応答する主な理由はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    ホルモンは内分泌腺から血液中へ分泌される

  2. 2

    血流によって全身へ運ばれる

  3. 3

    対応する受容体をもつ標的細胞が応答する

  4. 4

    運搬範囲と作用範囲を分けて考える

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