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イントロ

免疫記憶と予防接種

同じ抗原への二回目は、より速く大きく応答する

初めての抗原への一次応答の後、一部のリンパ球は記憶細胞として残ります。同じ抗原が再び入ると、二次応答が速く大きく起こります。

定義

免疫記憶

教科書では
獲得免疫の応答後に記憶細胞が残り、同じ抗原への再応答を速める性質です。
言いかえると
一次応答では、抗原に対応する細胞が増えて働くまで時間がかかります。その一部が記憶細胞として残ると、同じ抗原が再び侵入したとき、抗体産生などの応答を速く大きく始められます。
要点

最初に同じ抗原か確認する

二次応答という名前は、単に二回目の感染全般を指しません。一次応答で記憶されたものと同じ抗原への応答かを先に見ます。

  1. 1

    横軸は時間

  2. 2

    縦軸は抗体量

  3. 3

    立ち上がりまでの時間を見る

  4. 4

    最大量を比べる

  5. 5

    同じ抗原への再応答か確認する

図解初回の抗原侵入後の一次応答と、同じ抗原の再侵入後に速く大きくなる二次応答の抗体量グラフ
同じ抗原の初回侵入では抗体量がゆっくり増え、記憶細胞が残ります。再侵入後は立ち上がりが速く最大量も大きい二次応答になります。
手順

応答グラフの読み方

  1. 1

    抗原が入った二つの時点を確認する

  2. 2

    一次応答が始まるまでの時間を見る

  3. 3

    二次応答の立ち上がりと最大量を比べる

  4. 4

    差の理由を記憶細胞と結び付ける

比較
観点一次応答二次応答
抗原との関係その抗原への初回同じ抗原への再侵入
立ち上がり比較的遅い速い
抗体量比較的小さいより大きい

観点抗原との関係

一次応答
その抗原への初回
二次応答
同じ抗原への再侵入

観点立ち上がり

一次応答
比較的遅い
二次応答
速い

観点抗体量

一次応答
比較的小さい
二次応答
より大きい

速さと大きさの差を、記憶細胞が残っていることから説明します。

場面
初回は抗原侵入5日後から抗体が増え、再侵入では1日後から急増するグラフを読む。
順に考えると
二回目の曲線が早く立ち上がるのは、一次応答後に同じ抗原へ対応する記憶細胞が残ったためです。最大抗体量も大きいなら、速さだけでなく応答の規模も増したと読めます。異なる抗原なら同じ記憶をそのまま使えるとは限りません。
ここが結論
同じ抗原、立ち上がり、最大量の三点を根拠に二次応答と判断できます。
注意

予防接種が病原体を直接倒し続けるのではない

確認

確認テスト

Q1

同じ抗原への二次応答が一次応答より速く起こる主な理由はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    一次応答後に記憶細胞が残る

  2. 2

    同じ抗原への二次応答は速く大きい

  3. 3

    グラフは立ち上がりと最大量を比べる

  4. 4

    予防接種は免疫記憶を利用する

  5. 5

    接種の個別判断は学習内容と分ける

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