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塩を水へ溶かした後まで考える
構成イオンと水の反応から液性を読む
塩は酸由来の陰イオンと塩基由来の陽イオンからなります。水へ溶けたイオンが水と反応するかを考えると、液性の傾向を説明できます。
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構成イオンと水の反応から液性を読む
塩は酸由来の陰イオンと塩基由来の陽イオンからなります。水へ溶けたイオンが水と反応するかを考えると、液性の傾向を説明できます。
平衡の向きや定数を計算せず、生じるイオンの種類を読みます。
アンモニウムイオン
NH₄⁺ + H₂O ⇄ NH₃ + H₃O⁺
H₃O⁺が生じるため、NH₄Cl水溶液は酸性側へ傾きます。
平衡定数や濃度からのpH計算は扱いません。
酢酸イオン
CH₃COO⁻ + H₂O ⇄ CH₃COOH + OH⁻
OH⁻が生じるため、酢酸ナトリウム水溶液は塩基性側へ傾きます。
反応するイオンだけを取り出して考えます。
塩を陽イオンと陰イオンへ分け、どの酸・塩基に由来するかを確認し、水と反応してH₃O⁺かOH⁻を生じるかを判断します。
塩の化学式を陽イオンと陰イオンへ分ける
各イオンがどの酸・塩基に由来するか確認する
水と反応してH₃O⁺またはOH⁻を生じる代表的イオンか判断する
濃度や温度を含む条件付きの定性的な傾向として結論を書く
| 塩 | 由来の組合せ | 代表的な液性 |
|---|---|---|
| NaCl | 強酸HCl・強塩基NaOH | おおむね中性 |
| NH₄Cl | 強酸HCl・弱塩基NH₃ | 酸性 |
| CH₃COONa | 弱酸CH₃COOH・強塩基NaOH | 塩基性 |
塩NaCl
塩NH₄Cl
塩CH₃COONa
元の酸・塩基の強弱は手掛かりですが、すべての塩をこの表だけで断定できるわけではありません。
NH₄Cl水溶液が酸性側へ傾く主な説明として適切なのはどれですか。
塩は酸由来の陰イオンと塩基由来の陽イオンからなる
構成イオンが水と反応してH₃O⁺またはOH⁻を生じるか考える
NaCl、NH₄Cl、CH₃COONaを代表例として液性の傾向を読む
加水分解は定性的に扱い、平衡定数やpH計算へ越境しない