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イントロ

共有結合と共有電子対

原子の間にある電子対を読む

共有結合は、原子どうしが電子を共有してできる結合です。原子の間にある共有電子対を見ると、H2、H2O、CH4 などの分子を、暗記ではなく結び付きとして読めます。

定義

共有結合

教科書では
原子どうしが電子を共有し、共有電子対をつくって結び付く結合です。
言いかえると
非金属原子どうしでは、電子が片方へ完全に移るのではなく、原子の間で共有されることがあります。この共有された電子の組を共有電子対といいます。共有電子対は、構造式では結合を表す線として書かれる入口になります。
要点

共有結合の読み方

共有結合では、原子の間にある電子対に注目します。原子の外側にある電子すべてを同じ扱いにしないことが大切です。式や図を見たら、結合している原子の間に共有電子対があるかを探します。

  1. 1

    原子の間の電子対が結合を表す

  2. 2

    線1本は共有電子対1組の入口

  3. 3

    非共有電子対は結合していない電子対

  4. 4

    イオン結合のような完全な電子移動ではない

図解H2とH2Oを例に、共有電子対の点と構造式の線を対応させる図
原子の間にある2個の点を共有電子対として見ます。構造式では、その共有電子対1組を線1本で表す入口として扱います。
比較
結合電子の扱いできやすい粒子
イオン結合電子が移動するイオン結晶
共有結合電子を共有する分子など
金属結合自由電子が動く金属

結合イオン結合

電子の扱い
電子が移動する
できやすい粒子
イオン結晶

結合共有結合

電子の扱い
電子を共有する
できやすい粒子
分子など

結合金属結合

電子の扱い
自由電子が動く
できやすい粒子
金属

共有結合をイオン結合と混同しないために、電子が完全に移動するのか、共有されるのかを分けて読みます。ここが最初の分岐です。

場面
H2 の電子式と構造式を見る。
順に考えると
H原子が2つ近づくと、それぞれの電子を1個ずつ出し合い、HとHの間に1組の共有電子対ができます。電子式では点で表し、構造式では H-H の線で表します。点と線は別物ではなく、同じ結合を違う表し方で見ていると考えます。
ここが結論
H2では、HとHの間の共有電子対が共有結合を表します。共有結合を読むときは、原子の間の電子対を探します。この見方ができると、次に分子式や構造式で線が出てきても、線を単なる記号ではなく共有電子対の表現として読めます。
要点

配位結合への軽い入口

配位結合は、一方の原子が電子対を出して始まる共有結合として扱います。ここでは名前と考え方だけを押さえます。

  1. 1

    共有電子対を使う点は共有結合と同じ

  2. 2

    電子対の出し方が片方から始まる

  3. 3

    詳しい構造決定は発展扱い

  4. 4

    まずは通常の共有結合を優先する

注意

共有結合を電子移動にしない

確認

確認テスト

Q1

共有結合の説明として最も適切なのはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    共有結合は電子を共有する結合

  2. 2

    共有電子対は原子の間にある

  3. 3

    構造式の線は共有電子対の入口

  4. 4

    電子が完全に移る結合とは区別する

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