上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

分子式と構造式

式が何を表しているかを分ける

分子式は、1個の分子にどの原子が何個あるかを表します。構造式は、原子どうしがどのようにつながっているかを線で表します。数とつながり方を分けて読みます。

定義

分子式と構造式

教科書では
分子式は分子内の原子の種類と数を、構造式は原子どうしのつながり方を表す式です。
言いかえると
H2O という分子式からは、水分子にHが2個、Oが1個あると読めます。一方、H-O-H のような構造式では、OをはさんでHが結び付いていると読めます。どちらも分子を表しますが、見せている情報が違います。
比較
分かること
分子式原子の種類と数H2O, CH4
構造式原子どうしのつながり方H-O-H
組成式イオンの最簡比NaCl, MgCl2

分子式

分かること
原子の種類と数
H2O, CH4

構造式

分かること
原子どうしのつながり方
H-O-H

組成式

分かること
イオンの最簡比
NaCl, MgCl2

同じ式でも、何を表すための式かで読み方が変わります。分子式と構造式は、共有結合でできた分子を読むときに特に大切です。分子式で原子数を読み、構造式で結合の位置を読む、という順番を持つと混同が減ります。

図解水とメタンを例に、分子式は原子の数、構造式はつながり方を示す図
分子式では原子の種類と数を読み、構造式では線でつながり方を読みます。下付き数字と結合線の役割を分けると、式の意味が整理できます。
要点

式を読む手順

式を見たら、まずどの種類の式かを確認します。数字と線を同じものとして扱わないようにします。問題文が数を聞いているのか、つながり方を聞いているのかも一緒に見ます。

  1. 1

    下付き数字は原子の数を表す

  2. 2

    線は共有結合のつながりを表す

  3. 3

    分子式だけでは構造まで決まらない場合がある

  4. 4

    イオン結晶の組成式とは役割が違う

場面
CH4 を分子式と構造式で読む。
順に考えると
CH4 という分子式からは、炭素Cが1個、水素Hが4個あると読めます。構造式では、Cを中心にHが4つ結び付いているように線で表します。ここでは立体的な形や結合角までは扱わず、まず原子の数とつながり方を分けて読むことを目標にします。
ここが結論
CH4 は原子の数としては Cが1個、Hが4個です。構造式を見ると、C-H の結合が4本あると読めます。分子式で数を確認してから構造式で線を読むと、下付き数字と結合線を取り違えにくくなります。
要点

代表例で慣れる

最初は少数の代表例で、式の役割を確実に読めるようにします。見慣れた式ほど、何を表す式かを言葉に戻します。

  1. 1

    H2 は水素原子2個の分子

  2. 2

    H2O は水分子を表す

  3. 3

    CO2 は二酸化炭素分子を表す

  4. 4

    C2H4 は有機化合物の入口になる

注意

分子式だけで全ての構造が分かるとは限らない

確認

確認テスト 1

Q1

構造式が主に表すものはどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

H2Oという分子式から直接わかることはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    分子式は原子の種類と数を表す

  2. 2

    構造式はつながり方を表す

  3. 3

    下付き数字と結合線を区別する

  4. 4

    組成式とは役割が違う

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。