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イントロ

化学結合の見取り図

結合名より先に、電子の動きを見る

化学結合は、原子やイオンが結び付いて物質をつくるしくみです。イオン結合、共有結合、金属結合は、電子がどうふるまうかで見分けると、性質や式の学習につながります。

定義

化学結合

教科書では
原子、イオン、分子などの粒子が互いに結び付き、物質をつくるしくみです。
言いかえると
結合名を物質ごとに丸暗記すると、あとで式や性質がばらばらに見えます。高校化学基礎では、電子が移る、電子を共有する、自由電子が動く、という見方で結合を整理します。前に学んだ電子配置がここで使えるようになります。
比較
結合電子の見方代表的な物質
イオン結合電子が移ってできたイオンが引き合う塩化ナトリウム
共有結合原子どうしが電子を共有する水、二酸化炭素
金属結合自由電子が金属粒子を結び付ける銅、アルミニウム

結合イオン結合

電子の見方
電子が移ってできたイオンが引き合う
代表的な物質
塩化ナトリウム

結合共有結合

電子の見方
原子どうしが電子を共有する
代表的な物質
水、二酸化炭素

結合金属結合

電子の見方
自由電子が金属粒子を結び付ける
代表的な物質
銅、アルミニウム

どの結合も、電子の扱い方に注目すると区別しやすくなります。物質名だけを覚えるより、粒子がどう結び付くかを先に見ます。

図解イオン結合、共有結合、金属結合を電子の移動、電子の共有、自由電子で比較した図
3種類の化学結合を、電子の移動、電子の共有、自由電子の動きとして並べています。ここでは分類の入口をつかみ、詳しい式や性質は後のトピックで扱います。
要点

最初の判断 cue

結合名を聞かれたら、粒子名だけで決めず、電子がどうなっているかを読みます。式や性質の問題でも、最初にこの3分類へ戻ると判断しやすくなります。

  1. 1

    金属と非金属ならイオン結合を疑う

  2. 2

    非金属どうしなら共有結合を疑う

  3. 3

    金属どうしなら自由電子に注目する

  4. 4

    例外より先に基本の見方を固める

場面
NaCl、H2O、Cuを結合の入口として分類する。
順に考えると
NaとClでは、Naが電子を失い、Clが電子を受け取る見方からイオン結合へ進みます。H2Oでは、HとOが電子を共有して分子をつくる見方から共有結合へ進みます。Cuのような金属では、自由電子が金属中を動けることから金属結合を考えます。
ここが結論
NaClはイオン結合、H2Oは共有結合、Cuは金属結合の代表例として学びます。分類の理由を電子のふるまいで言えることが大切です。
注意

結合名だけを丸暗記しない

確認

確認テスト

Q1

金属結合を見分ける入口として最も大切な見方はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    化学結合は粒子が結び付くしくみ

  2. 2

    イオン結合は電子の移動から見る

  3. 3

    共有結合は電子の共有から見る

  4. 4

    金属結合は自由電子から見る

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この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。