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イントロ

大気の層構造と気温・気圧の鉛直変化

高度グラフの傾きから四つの層と現象を読む

大気は高度による気温変化の向きが変わる境界を基に、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏へ区分されます。 高度に伴う気圧・気温の変化を読み、対流圏・成層圏・中間圏・熱圏を区分します。

定義

大気の層構造

教科書では
大気は高度による気温変化の向きが変わる境界を基に、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏へ区分されます。
言いかえると
気圧は高度とともに低下しますが、気温は単調には下がりません。対流圏で低下、成層圏で上昇、中間圏で低下、熱圏で上昇します。雲・降水は主に対流圏、オゾン層は成層圏、流星やオーロラはさらに高い大気で見られます。
要点

層名を覚える前に気温の傾きを追う

縦軸が高度、横軸が気温かを確認し、上へ進むと線が左か右かを見ます。傾きが変わる高度が圏界面で、現象はその後に対応させます。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。 さらに、同じ対象を別の時刻・場所・尺度で測った資料とも比べ、共通する傾向と例外を分けると、観測から結論までの飛躍を避けられます。

  1. 1

    気圧は高度とともに低下

  2. 2

    対流圏は気温低下

  3. 3

    成層圏は気温上昇

  4. 4

    四層は気温変化で区分

図解対流圏から熱圏までの大気四層と気温変化、代表的な現象を示す図
下の対流圏から上へ、気温が低下・上昇・低下・上昇と交互に変わる順を追い、雲と降水、オゾン層、流星、オーロラの位置を対応させます。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    グラフの高度軸と気温軸を確認する

  2. 2

    高度を上げたときの気温の増減を読む

  3. 3

    傾きが変わる境界で四層に分ける

  4. 4

    各層の代表現象を位置へ対応させる

比較
対象特徴・条件判断の意味
対流圏上ほど気温低下雲・降水
成層圏上ほど気温上昇オゾン層
中間圏上ほど気温低下流星
熱圏上ほど気温上昇オーロラなど

対象対流圏

特徴・条件
上ほど気温低下
判断の意味
雲・降水

対象成層圏

特徴・条件
上ほど気温上昇
判断の意味
オゾン層

対象中間圏

特徴・条件
上ほど気温低下
判断の意味
流星

対象熱圏

特徴・条件
上ほど気温上昇
判断の意味
オーロラなど

層の境界は一定の温度値ではなく、鉛直方向の気温変化の向きが変わることから読みます。

場面
高度12 kmまで気温が低下し、その上50 km付近まで気温が上昇する観測グラフがあった。
順に考えると
地表から気温が低下する範囲は対流圏、その上で気温が上昇する範囲は成層圏です。12 km付近の傾きの切替えを対流圏界面と読みます。地点や季節で境界高度は変わるため、12 kmを絶対値として暗記しません。
ここが結論
気温曲線の傾きの変化を根拠に、対流圏と成層圏の境界を判断できます。
注意

気温は高度とともにずっと下がるわけではない

確認

確認テスト

Q1

高度が上がると気温が上昇する層の一つはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    大気四層は気温変化の向きで区分する

  2. 2

    気圧は高度とともに低下する

  3. 3

    気温は上下を繰り返す

  4. 4

    各層に代表的な現象がある

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