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イントロ

地球の放射収支・アルベド・温室効果

入る太陽放射と出る地球放射を、反射を含む収支で読む

長い期間の地球全体では、吸収する太陽放射と宇宙へ出す地球放射がほぼつり合い、平均温度が保たれます。 太陽放射の受熱、反射、地球放射の放熱を整理し、温室効果が地表温度を保つ仕組みを学びます。

定義

地球の放射収支

教科書では
長い期間の地球全体では、吸収する太陽放射と宇宙へ出す地球放射がほぼつり合い、平均温度が保たれます。
言いかえると
入射した太陽放射の一部は雲や地表で反射され、残りが吸収されます。反射割合がアルベドです。地表と大気は赤外線として地球放射を出し、水蒸気、二酸化炭素、メタンなどがその一部を吸収・再放射して温室効果をもたらします。
要点

入射100を反射・吸収・放射へ分ける

収支図では矢印の向きと数値を確認します。宇宙へ戻る反射は受熱に含めず、吸収された分と宇宙へ出る地球放射を長期平均で比べます。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。

  1. 1

    太陽放射の一部は反射

  2. 2

    アルベドは反射割合

  3. 3

    吸収分と地球放射がつり合う

  4. 4

    温室効果は赤外線に関わる

公式

地球全体の長期平均の収支

反射された太陽放射を除き、吸収した量と宇宙へ放出する量を比べます。

地球全体の長期平均の収支

平均温度が大きく変わらない期間には、入る量と出る量がほぼつり合う。

解くコツ

短期間・地域別の値ではなく、地球全体の長期平均という条件を付けます。

図解太陽放射の入射、反射、吸収、地球放射を循環として示す熱収支図
太陽放射を100として、まず反射分を分け、残りを地表・大気が吸収し、最終的に地球放射として宇宙へ出す矢印を追って収支を確認します。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    入射する太陽放射を基準100とする

  2. 2

    雲・地表で反射される割合を分ける

  3. 3

    残りの吸収量を求める

  4. 4

    長期平均の地球放射と吸収量を比較する

比較
対象特徴・条件判断の意味
アルベド短波の反射割合高いほど吸収が減る
地球放射地球からの赤外線宇宙へエネルギーを出す
温室効果赤外線の吸収・再放射地表付近を暖める

対象アルベド

特徴・条件
短波の反射割合
判断の意味
高いほど吸収が減る

対象地球放射

特徴・条件
地球からの赤外線
判断の意味
宇宙へエネルギーを出す

対象温室効果

特徴・条件
赤外線の吸収・再放射
判断の意味
地表付近を暖める

アルベドは主に入ってくる太陽放射の反射、温室効果は主に出ていく赤外線との相互作用です。

場面
太陽放射を100とすると30が反射され、地球全体が70を吸収する収支図だった。
順に考えると
長期平均で温度がほぼ一定なら、宇宙へ出る地球放射も約70と考えます。反射30を放熱70へもう一度足して130にするのは二重計上です。反射は最初から地球に吸収されなかった分として分けます。
ここが結論
入射100−反射30=吸収70とし、放熱約70とのつり合いを説明できます。
注意

温室効果を全て有害な現象にしない

確認

確認テスト

Q1

入射100のうち30が反射されたとき、地球が吸収する量は幾つですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    入射の一部は反射される

  2. 2

    アルベドは反射割合

  3. 3

    吸収と地球放射は長期平均でほぼつり合う

  4. 4

    温室効果は赤外線の吸収・再放射に関わる

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