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イントロ

海洋の層構造と深層循環

水温の鉛直変化と、表層・深層を結ぶ長い循環を読む

海洋は、よく混合される表層、水温が急に低下する水温躍層、低温で変化の小さい深層へ大きく分けられます。 海洋を表層、水温躍層、深層に分け、沈み込みと湧昇が深層までつなぐ循環を整理します。

定義

海洋の層構造

教科書では
海洋は、よく混合される表層、水温が急に低下する水温躍層、低温で変化の小さい深層へ大きく分けられます。
言いかえると
海面は太陽に温められ風で混ざりますが、深くなると水温が急に下がる層を経て、低温の深層になります。高緯度で冷却され密度が大きくなった海水が沈み、深層を流れ、別の場所で湧昇することで長時間の循環ができます。
要点

縦の水温曲線と横の循環矢印を分けて読む

水温曲線では深さ軸の向きを確認し、急な変化が水温躍層です。循環図では沈み込み、深層流、湧昇の順を追い、表層海流だけで閉じないことを確認します。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。 さらに、同じ対象を別の時刻・場所・尺度で測った資料とも比べ、共通する傾向と例外を分けると、観測から結論までの飛躍を避けられます。

  1. 1

    表層は風で混合

  2. 2

    水温躍層で急低下

  3. 3

    深層は低温

  4. 4

    沈み込みと湧昇で循環

図解海洋の表層、水温躍層、深層と、沈み込みから湧昇へつながる深層循環の図
上の暖かく混合された表層から、水温が急に下がる躍層、低温の深層へ深くなる順を読み、沈み込み・深層流・湧昇の循環へつなげます。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    深さ―水温グラフの軸を確認する

  2. 2

    水温変化が小さい表層を読む

  3. 3

    急低下する水温躍層を特定する

  4. 4

    深層の流れを沈み込みと湧昇まで追う

比較
対象特徴・条件判断の意味
表層比較的暖かい風で混合
水温躍層深さとともに急低下上下混合を妨げる
深層低温長時間の循環

対象表層

特徴・条件
比較的暖かい
判断の意味
風で混合

対象水温躍層

特徴・条件
深さとともに急低下
判断の意味
上下混合を妨げる

対象深層

特徴・条件
低温
判断の意味
長時間の循環

層境界の深さは海域や季節で変わるため、固定値ではなく水温曲線の特徴から判断します。

場面
水温が0〜100 mでほぼ24度、100〜800 mで24度から5度へ低下し、それより深くは約3度だった。
順に考えると
0〜100 mはよく混ざった表層、100〜800 mは水温が急に低下する水温躍層、さらに深い部分は低温の深層と読めます。境界の数値はこの観測例の値であり、全海域に固定して使いません。
ここが結論
水温変化の傾きから表層・躍層・深層を区分できます。
注意

深層の海水を動かない水にしない

確認

確認テスト

Q1

深さとともに水温が急に低下する層は何ですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    海洋は表層・水温躍層・深層に分けられる

  2. 2

    境界は水温曲線から読む

  3. 3

    高緯度で沈み込む海水がある

  4. 4

    深層流と湧昇が長い循環をつくる

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