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イントロ

表層海流と熱輸送

暖流・寒流を、出発する緯度と運ぶ熱で区別する

表層海流は海面近くを持続的に流れる海水の流れで、風や地球の自転、大陸配置などの影響を受けます。 海面近くの海流を暖流・寒流に分け、大気とともに低緯度から高緯度へ熱を運ぶ働きを整理します。

定義

表層海流

教科書では
表層海流は海面近くを持続的に流れる海水の流れで、風や地球の自転、大陸配置などの影響を受けます。
言いかえると
暖流は低緯度側の暖かい水を高緯度側へ、寒流は高緯度側の冷たい水を低緯度側へ運ぶ傾向があります。名前は絶対温度だけでなく、周囲との比較や出発海域から判断します。海流は沿岸の気温や霧、生態系にも影響します。
要点

海流の出発地と到達地を矢印で追う

地図では赤青だけに頼らず、凡例、矢印、緯度を確認します。低緯度から高緯度へ向かう流れは暖流、高緯度から低緯度へ向かう流れは寒流の候補です。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。

  1. 1

    暖流は低緯度側から

  2. 2

    寒流は高緯度側から

  3. 3

    風と大陸配置が影響

  4. 4

    海洋も熱を輸送

図解低緯度から高緯度へ向かう暖流と、高緯度から低緯度へ向かう寒流を比較する図
上段で暖流と寒流の出発緯度と進行方向を比べ、下段で表層風による駆動と沿岸の気温・霧などへの影響へつながることを確認します。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    海流図の凡例と矢印を確認する

  2. 2

    流れの出発緯度と到達緯度を比べる

  3. 3

    暖流又は寒流に分類する

  4. 4

    熱輸送と沿岸気候への影響を説明する

比較
対象特徴・条件判断の意味
暖流低緯度→高緯度暖かい水を運ぶ
寒流高緯度→低緯度冷たい水を運ぶ
大気との関係風・熱交換互いに影響

対象暖流

特徴・条件
低緯度→高緯度
判断の意味
暖かい水を運ぶ

対象寒流

特徴・条件
高緯度→低緯度
判断の意味
冷たい水を運ぶ

対象大気との関係

特徴・条件
風・熱交換
判断の意味
互いに影響

暖流・寒流は単に赤い水・青い水ではなく、周囲との水温差と流れる経路で判断します。

場面
北半球の海流Aが低緯度の西岸付近から北東へ流れ、同緯度の周囲より水温が高かった。
順に考えると
低緯度の暖かい水を高緯度へ運び、周囲より水温が高いので暖流と判断できます。沿岸では海から大気への熱供給が増え、同緯度の別地域より温和になる要因となり得ますが、気候は海流だけで決まりません。
ここが結論
出発緯度、流向、相対水温の三点から暖流と判断し、影響を条件付きで説明できます。
注意

暖流はどこでも熱湯ではない

確認

確認テスト

Q1

高緯度側から低緯度側へ冷たい水を運ぶ海流は何ですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    表層海流は海面近くの持続的流れ

  2. 2

    暖流と寒流は出発緯度と相対水温で判断

  3. 3

    海洋も低緯度から高緯度へ熱を運ぶ

  4. 4

    沿岸気候へ影響するが単独要因ではない

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