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イントロ

地震動・津波・液状化の災害

一つの地震から生じる三つのハザードを、条件と時間で分ける

一つの地震でも、揺れ、津波、液状化など、発生条件と到達時間の異なる複数の危険が生じます。 地震動、津波、液状化を発生条件と影響範囲から区別し、場所に応じた備えを考えます。

定義

地震に伴う複合ハザード

教科書では
一つの地震でも、揺れ、津波、液状化など、発生条件と到達時間の異なる複数の危険が生じます。
言いかえると
地震動は地震波による地面の揺れです。海底が広く上下すると海水が動き、津波が生じます。地下水を多く含むゆるい砂質地盤では揺れで粒子の支えが弱まり、液状化が起こることがあります。
要点

揺れ・海・地盤を三つの入口に分ける

被害写真だけで原因を決めず、揺れの強さ、海底変動と海岸までの経路、地盤材料と地下水位を確認します。同じ震度でも地盤・建物・位置で被害が異なります。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。

  1. 1

    地震動は地震波による揺れ

  2. 2

    津波は海水の長い波

  3. 3

    液状化は砂質地盤と地下水

  4. 4

    到達時間と場所が異なる

図解一つの地震から地震動、津波、液状化という三つのハザードへ分かれる図
中央の断層のずれから、地震波による揺れ、海底変動による津波、地下水を含む砂質地盤の液状化へ枝分かれさせ、条件と場所を対応させます。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    震源・断層と地震動の範囲を確認する

  2. 2

    海底変動の有無と海岸地形を確認する

  3. 3

    砂質地盤・埋立地・地下水条件を調べる

  4. 4

    各ハザードの到達時間と低減策を分ける

比較
対象特徴・条件判断の意味
地震動地震波揺れ・倒壊等
津波海底の広い変動海岸へ長い波
液状化ゆるい飽和砂地盤沈下・噴砂等

対象地震動

特徴・条件
地震波
判断の意味
揺れ・倒壊等

対象津波

特徴・条件
海底の広い変動
判断の意味
海岸へ長い波

対象液状化

特徴・条件
ゆるい飽和砂地盤
判断の意味
沈下・噴砂等

三つは同じ地震に伴っても仕組みが異なるため、被害名称だけでなく発生条件を説明します。

場面
沿岸低地の埋立地で強い揺れの後に噴砂と建物の傾きが見られ、沖合では海底断層が上下にずれた。
順に考えると
埋立地の噴砂と傾きは、地下水を含むゆるい砂質地盤の液状化と合います。海底の広い上下変動は津波の原因になり得ます。同じ地震でも陸の地盤条件と海底変動を別々に評価します。
ここが結論
噴砂は液状化、海底変動は津波という異なる因果を分けて説明できます。
注意

津波を普通の風波の大きい版にしない

確認

確認テスト

Q1

液状化が起こりやすい条件はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    地震動・津波・液状化は仕組みが異なる

  2. 2

    津波は海底変動と関係

  3. 3

    液状化は砂質地盤・地下水と関係

  4. 4

    場所と到達時間に応じて備える

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