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イントロ

エルニーニョ現象と海洋・大気の変動

平常時と比較し、海面水温・貿易風・対流の移動を読む

エルニーニョ現象は、赤道太平洋東部から中部の海面水温が平年より高い状態が続く現象です。 赤道太平洋の平常時とエルニーニョ時を比較し、海面水温と大気循環の変化を整理します。

定義

エルニーニョ現象

教科書では
エルニーニョ現象は、赤道太平洋東部から中部の海面水温が平年より高い状態が続く現象です。
言いかえると
平常時は貿易風が暖水を西側へ集め、東側では冷たい深層水の湧昇が起こります。エルニーニョ時は貿易風が弱まり、暖水と対流域が東へ広がり、世界各地の降水や気温の傾向へ影響します。
要点

平年差と東西の位置を先に確認する

水温の絶対値だけでなく平年との差を見ます。貿易風、暖水域、湧昇、対流雲の位置を平常時と同じ図で比べ、各地域の天候を必ず決めるとは表現しません。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。

  1. 1

    赤道太平洋東部・中部

  2. 2

    海面水温が平年より高い

  3. 3

    貿易風が弱まる傾向

  4. 4

    対流域が東へ移動

図解赤道太平洋の平常時とエルニーニョ時の貿易風、暖水、湧昇、対流を比較する図
上段の平常時では暖水が西側に集まり東側で湧昇し、下段のエルニーニョ時では貿易風が弱まり、暖水と対流域が東へ広がる違いを読みます。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    海面水温偏差図の正負と凡例を確認する

  2. 2

    赤道太平洋東部・中部の偏差を見る

  3. 3

    貿易風と湧昇の強弱を比較する

  4. 4

    対流域と各地の天候傾向への影響を条件付きで述べる

比較
対象特徴・条件判断の意味
平常時暖水は西側東側で湧昇
エルニーニョ時暖水が東へ拡大湧昇が弱まる傾向
天候への影響地域差がある確率的な傾向

対象平常時

特徴・条件
暖水は西側
判断の意味
東側で湧昇

対象エルニーニョ時

特徴・条件
暖水が東へ拡大
判断の意味
湧昇が弱まる傾向

対象天候への影響

特徴・条件
地域差がある
判断の意味
確率的な傾向

エルニーニョは海洋だけの変化ではなく、貿易風や対流を含む海洋・大気の結び付きとして扱います。

場面
赤道太平洋東部の海面水温偏差が数か月連続で正、貿易風は平年より弱く、東部の降水域が広がった。
順に考えると
東部の持続的な正偏差、貿易風の弱まり、対流・降水域の東方移動はエルニーニョ時の特徴と一致します。ただし、ある地域の個々の豪雨や冷夏をこの現象だけで断定せず、他の大気変動も検討します。
ここが結論
水温偏差・風・降水の三資料を対応させ、エルニーニョと判断できます。
注意

海水温が高い日を全てエルニーニョにしない

確認

確認テスト

Q1

エルニーニョ時の赤道太平洋で見られやすい変化はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    海面水温は平年差で読む

  2. 2

    平常時は暖水が西側へ集まる

  3. 3

    エルニーニョ時は暖水・対流が東へ

  4. 4

    天候への影響は確率的で地域差がある

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