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イントロ

地殻・マントル・核の構成物質

岩石と密度の比較から、層をつくる物質の違いを読む

地球の各層は同じ材料ではなく、地殻・マントルは主に岩石、核は主に鉄などの金属からなると考えられています。 大陸地殻・海洋地殻・マントル・核の代表的な物質と密度の違いを、比較資料から整理します。

定義
とは、単位体積当たりの質量を表す量です。
見分けるポイント
には、にはの岩石が代表的です。は、は鉄を主とする金属で考え、同じ体積の標本を比べます。
要点

場所→代表物質→密度の順で比較する

岩石名だけを暗記せず、地表のどのか、マントルか核かを決めてから代表物質を対応させます。密度はを考える証拠の一つであり、密度だけで全組成を断定しません。 資料では凡例・軸・観測条件を先に確認し、見えた事実とそこからの推論を別の文にして、結論の根拠がどの値や位置関係にあるかを示します。

  1. 1

    大陸地殻は花こう岩質

  2. 2

    海洋地殻は玄武岩質

  3. 3

    マントルはかんらん岩質

  4. 4

    核は鉄を主とする

図解大陸地殻、海洋地殻、マントル、核の代表的な構成物質を比較する図
左側で大陸地殻と海洋地殻の岩石を比べ、右側でより深いマントルと核へ進み、代表物質とが内側ほど概して大きくなる傾向を読みます。
手順

資料を判断する手順

  1. 1

    資料の試料名と採取場所を確認する

  2. 2

    体積と質量から密度を比べる

  3. 3

    各試料を代表する層へ対応させる

  4. 4

    密度差と形成時の分化を仮説として結ぶ

比較
対象特徴・条件判断の意味
大陸地殻花こう岩質比較的小さい密度
海洋地殻玄武岩質大陸地殻より大きい傾向
マントルかんらん岩質地殻より大きい
核鉄など最も大きい領域

対象大陸地殻

特徴・条件
花こう岩質
判断の意味
比較的小さい密度

対象海洋地殻

特徴・条件
玄武岩質
判断の意味
大陸地殻より大きい傾向

対象マントル

特徴・条件
かんらん岩質
判断の意味
地殻より大きい

対象核

特徴・条件
鉄など
判断の意味
最も大きい領域

代表物質の比較は大きな傾向を示すモデルで、各層が一種類だけでできているという意味ではありません。

例
場面
同じ体積の、、を測ると、質量が順に270 g、300 g、330 gだった。
順に考えると
体積が同じなら、質量が大きい試料ほども大きいと比較できます。花こう岩質の大陸地殻、玄武岩質の海洋地殻、かんらん岩質のマントルという対応なら、深い側の代表岩石ほど密度が大きい傾向です。核の金属はさらに高密度です。
ここが結論
同体積の質量比較から密度順を読み、層の代表物質との考えへつなげられます。
注意

一つの層を一種類の物質だけにしない

確認

確認テスト

Q1

代表的な構成物質の対応として適切なものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    地殻・マントルは主に岩石、核は主に金属

  2. 2

    大陸地殻と海洋地殻の代表岩石は異なる

  3. 3

    同体積なら質量で密度を比べられる

  4. 4

    代表組成は単一純物質を意味しない

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