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イントロ

エネルギー資源と発電

電気はつくられるのではなく、姿を変える

発電はエネルギーを無から生む操作ではありません。水の位置、燃料や原子核、太陽光、風などがもつエネルギーを、発電機や太陽電池によって電気エネルギーへ変換する過程です。

定義
とは、が総量を保ちながら別の形へ移り変わることです。
同じ考え方で
発電では自然の資源がもつエネルギーを、装置を通して利用しやすいへ変えます。
公式

変換効率

効率

入力エネルギーのうち目的の出力エネルギーになった割合です。百分率ではη×100%とします。

  • 変換効率。0以上1以下の比
  • 入力エネルギー
  • 目的の出力エネルギー
使うときのコツ

入力と出力を同じエネルギー単位にそろえます。出力以外のエネルギーが消滅したわけではありません。

解くコツ

入口のエネルギー、途中の変換装置、目的の出力、周囲へ移るエネルギーの順に追います。

比較
方式主な変換経路比較するときの観点
水力・風力→回転→電気地形・天候・調整可能性
火力・原子力→回転→電気燃料・排出物・廃棄物・安全確保
太陽光は光→電気日射・設置場所・出力変動

方式水力・風力

主な変換経路
→回転→電気
比較するときの観点
地形・天候・調整可能性

方式火力・原子力

主な変換経路
→回転→電気
比較するときの観点
燃料・排出物・廃棄物・安全確保

方式太陽光

主な変換経路
は光→電気
比較するときの観点
日射・設置場所・出力変動

を回す方式と、光から直接変換する方式を区別し、複数の条件で比較します。

図解水力、火力、原子力、太陽光、風力の各エネルギー源から電気へ至る変換経路を矢印で比較した図
水力・風力は運動、火力・原子力は熱と回転を経て発電機へ進み、太陽光は太陽電池で光から電気へ直接変換します。線種と経由箱の数でも各経路を区別します。
手順

発電方式を比べる手順

  1. 1

    と入口のエネルギーの形を特定する

  2. 2

    や熱など途中の変換を矢印でつなぐ

  3. 3

    目的の電気と周囲へ移るエネルギーを分ける

  4. 4

    ではが熱へ移ることを確認する

場面
ある装置へ500 Jのエネルギーを入力し、目的の電気エネルギーとして200 Jを得た。変換効率を求める。
順に考えると
η=E出/E入=200/500=0.40です。百分率では0.40×100%=40%です。残りの300 Jは消えたのではなく、装置や周囲の内部エネルギー、音など別の形へ移っています。
ここが結論
変換効率は0.40、すなわち40%です。
注意

効率だけで最適な方式は決まらない

確認

効率の確認

Q1

入力800 Jから目的の電気エネルギー240 Jを得たとき、効率は何%ですか。

確認

比較の確認

Q1

発電方式の比較として最も適切なのはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    資源のエネルギーを電気へ変換します

  2. 2

    は目的出力を入力で割った割合です

  3. 3

    目的外のエネルギーも別の形へ移っています

  4. 4

    方式は複数の評価軸と条件で比較します

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