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イントロ

運動方程式の意味

押し方と重さで変わり方が決まる

物体がどれくらい運動を変えるかは、押す強さだけでは決まりません。どれだけ重いかも一緒に見て、はじめて変わり方が決まります。

定義

運動方程式

教科書では
合力 ΣF、質量 m、加速度 a の間には ΣF = ma の関係があります。
言いかえると
同じ物体なら強く押すほど加速度は大きくなり、同じ押し方なら重い物体ほど加速度は小さくなります。問題では、まず複数の力を合力 ΣF にまとめてから ΣF = ma を使います。式は「力が変化をつくり、質量が変わりにくさを表す」と読むと理解しやすくなります。
公式

運動方程式の公式

運動方程式では、1本の力ではなく合力 ΣF を使います。

運動方程式

物体にはたらく合力 ΣF が、質量 m と加速度 a の関係を決めます。

  • 合力
  • 質量
  • 加速度
使うときのコツ

まず力を整理して ΣF を出してから式に入れます。

加速度の形

合力を質量で割ると加速度の大きさが分かります。

  • 加速度
使うときのコツ

同じ ΣF なら、質量が大きいほど a は小さくなります。

解くコツ

計算では、どの物体に注目するかを先に 1 つ決め、そこに働く力だけで ΣF を作ります。

比較
変えるもの加速度への影響見方
力を大きくする大きくなる押し方が強いほど変化しやすい
質量を大きくする小さくなる重いほど変わりにくい
合力を0にする0になる状態は変わらない

変えるもの力を大きくする

加速度への影響
大きくなる
見方
押し方が強いほど変化しやすい

変えるもの質量を大きくする

加速度への影響
小さくなる
見方
重いほど変わりにくい

変えるもの合力を0にする

加速度への影響
0になる
見方
状態は変わらない

運動方程式は、力が変化をつくり、質量が変わりにくさを表すことを示しています。

要点

計算の基本手順

運動方程式の計算は、いきなり a を出すより前に、合力をそろえるところが本番です。

  1. 1

    まず注目する物体 1 つに働く力から合力 ΣF を求める

  2. 2

    次に a = ΣF / m または ΣF = ma を使う

  3. 3

    加速度の向きは、合力の向きと同じになる

  4. 4

    単位 N は kg·m/s² とつながっている

図解同じ向きに押される軽い箱と重い箱を並べ、軽い箱のほうが大きく動きやすい様子を示した図
同じ押し方でも、軽い物体のほうが大きく加速し、重い物体は変わりにくくなります。運動方程式を『力だけでなく質量も変化の大きさを決める』と読むための図です。
場面
質量 2.0 kg の箱に、右向きの合力 6.0 N が働いた。
順に考えると
運動方程式 ΣF = ma から、加速度は a = ΣF / m = 6.0 / 2.0 = 3.0 m/s² です。ここで式に入れるのは、1本1本の力ではなくまとめた合力 ΣF です。反対向きの力があれば、先に差をとってから計算します。
ここが結論
加速度は右向き 3.0 m/s² です。運動方程式は、合力を出してから使うのが基本です。
注意

個々の力をそのまま式に入れない

確認

確認テスト 1

Q1

質量 2.0 kg の物体に 6.0 N の合力が働くとき、加速度はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

同じ合力で質量だけを2倍にすると、加速度はどうなりますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    運動方程式は ΣF = ma で表される

  2. 2

    合力が大きいほど加速度は大きい

  3. 3

    質量が大きいほど加速度は小さい

  4. 4

    計算では、まず合力を出してから式を使う

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