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イントロ

独立な試行と反復試行

複数回の偶然を掛けて考える

コインを何回も投げるような場面では、各回の結果が次の回に影響しないことがあります。独立なら、続けて起こる確率を掛けて考えます。 反復試行では、結果の並びを数える部分と、1つの並びが起こる確率を掛ける部分を分けます。

定義

独立な試行

教科書では
一方の結果が、他方の起こる確率を変えない試行です。
言いかえると
コインを投げる1回目の結果は、2回目の表の確率を変えません。このようなとき、続けて起こる確率は各確率の積で求めます。 独立なら、前の結果を知っても次の確率は変わりません。ただし『表が2回』のような条件では、どの回が表かという並び方も数える必要があります。
図解コイン3回で表2回の並びと各並びの確率を分けた図
反復試行では、どの回で起こるかの並び方と、1つの並びの確率を分けて考えます。 成功する位置を選ぶ部分と、各枝の確率を掛ける部分を分けて見ます。
公式

独立と反復試行

基本は確率を掛けることです。 まず1つの並びを作り、その後で並び方の数を掛けます。

独立な2事象

AとBが独立なら、両方起こる確率は積。 AとBが独立なら、AもBも起こる確率はそれぞれの確率の積です。

反復試行

n回中r回成功する基本形。 n回中r回成功する位置の選び方と、成功・失敗の確率の積を合わせた形です。

解くコツ

並び方と各並びの確率を分けます。

比較
言葉意味
独立一方の結果で他方の確率が変わらない
排反同じ試行で同時に起こらない
反復試行独立な試行を何回かくり返す

言葉独立

意味
一方の結果で他方の確率が変わらない

言葉排反

意味
同じ試行で同時に起こらない

言葉反復試行

意味
独立な試行を何回かくり返す

似た言葉を、確率が変わる話か同時に起こる話かで分けます。

要点

反復試行の分け方

成功の位置を選ぶ部分に組合せが出てきます。「表が2回」は結果の順番を1つに決めていないため、表の位置を選ぶ組合せが必要です。位置の数と1つの並びの確率を分けると、式の役割が読みやすくなります。

  1. 1

    成功する回を選ぶ

  2. 2

    1つの並びの確率を掛ける

  3. 3

    同じ確率の並びをまとめる

  4. 4

    排反との違いを確認する

場面
コインを3回投げて表が2回出る確率。
順に考えると
表が出る回の選び方は₃C₂通りです。1つの並び、例えば表表裏の確率は(1/2)³です。だから₃C₂×(1/2)³です。 表表裏、表裏表、裏表表の3通りは互いに重ならないので、それぞれの確率をまとめて3倍していると読めます。
ここが結論
並び方の数と、1つの並びの確率を分けて書きます。 ₃C₂は位置の数、(1/2)³は1つの並びの確率、と役割を分けて読みます。
注意

独立は排反ではない

確認

確認テスト

Q1

コイン3回で表が2回出るとき、表の位置の選び方はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    独立なら確率を掛ける

  2. 2

    反復試行では成功する回を選ぶ

  3. 3

    各並びの確率も掛ける

  4. 4

    独立と排反を混同しない

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