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イントロ

変数・定数と式のモデル

変わる量と固定する量を、単位ごと式へ置く

式のモデルでは、入力とともに変わる量を変数、条件内で一定とみなす量を定数として区別します。係数と切片にも現実の意味と単位があります。

定義

変数・定数・パラメータ

教科書では
変数は値が変わる量、定数は扱う条件で固定する量、パラメータはモデルの形を決める定数です。
言いかえると
販売個数xを入力、総費用Cを出力とすると、会場費12000円は個数によらない切片、材料費800円/個はxへ掛かる係数です。何を一定とみなすかは現実の事実ではなくモデル上の仮定なので、対象期間と範囲を示します。
公式

固定費と変動費の一次モデル

商品をx個作るときの総費用C円を考えます。

総費用モデル

個数に関係なくかかる固定費12000円と、1個増えるごとに800円増える変動費の和です。

  • 作る個数、0以上の整数
  • 総費用、単位は円
  • 固定費、単位は円
  • 1個あたり費用、単位は円/個
使うときのコツ

800xの単位は円/個×個=円となり、固定費と足せます。

解くコツ

変数表を作り、名前・意味・単位・範囲・一定とみなす条件を式の前に書きます。

図解固定費12000円の切片と1個あたり800円の傾きをもつ総費用C=12000+800xのグラフ
グラフの切片12000円は0個でも必要な固定費、傾き800円/個は商品が1個増えると総費用が800円増えることを示します。
手順

式のモデルを作る5手順

  1. 1

    判断したい出力と、それを動かす入力を選ぶ

  2. 2

    各量の記号・意味・単位・範囲を表にする

  3. 3

    固定部分と入力に応じて変わる部分へ分ける

  4. 4

    式を作り、各項の単位がそろうか確認する

  5. 5

    既知の値や端の値を代入し、現実と合うか評価する

比較
式の部分現実での意味
入力x作る個数0以上の整数
切片12000円個数によらない固定費
傾き800円/個1個増えたときの増分
出力C総費用固定費と変動費の合計

式の部分入力x

作る個数
現実での意味
0以上の整数

式の部分切片

12000円
現実での意味
個数によらない固定費

式の部分傾き

800円/個
現実での意味
1個増えたときの増分

式の部分出力C

総費用
現実での意味
固定費と変動費の合計

係数をただの数として読まず、「入力が1単位増えたとき出力が何単位変わるか」と単位付きで説明します。

場面
総費用C=12000+800xのモデルで、35個作る費用を予測する。
順に考えると
x=35を代入するとC=12000+800×35=12000+28000=40000円です。増分800×35だけでなく固定費も足します。このモデルは材料単価800円が一定で、追加設備や割引がない範囲に限って使えます。
ここが結論
35個の予測総費用は40000円です。
注意

式を範囲外へ伸ばさない

確認

確認テスト

Q1

C=12000+800xで、係数800の最も適切な意味はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    入力・出力・定数を意味と単位で定義する

  2. 2

    切片は入力0の値、傾きは入力1単位あたりの増分

  3. 3

    各項の単位をそろえる

  4. 4

    モデルの定義域と一定とみなす条件を示す

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