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イントロ

二項分布の確率

成功回数を一つの確率分布として扱う

同じ条件の独立な試行を決まった回数行うとき、成功回数Xは二項分布に従います。成功する位置の選び方と、1通りの並びの確率を掛けて求めます。

定義

二項分布

教科書では
n回の独立な試行で、成功確率が毎回pであるときの成功回数Xの分布です。
言いかえると
「表が出る」「合格する」など、数える側を成功と決めます。試行回数nは固定、各回は成功か失敗、成功確率pは一定、各回は独立という4条件が必要です。条件を満たすとXは0からnまでをとり、XはB(n,p)に従うと書きます。
公式

二項確率

Xが二項分布B(n,p)に従い、q=1-pとします。

成功がk回の確率

成功するk個の位置の選び方と、成功k回・失敗n−k回の1通りの確率を掛けます。

  • 試行回数
  • 1回の成功確率
  • 求める成功回数
  • 成功する位置の選び方
使うときのコツ

pと1−pの指数の和がnになるか確認します。

解くコツ

公式へ代入する前に「成功とは何か」「n、p、kはいくつか」を一行で固定します。さらに、復元の有無と各回の条件が変わらないことを文章から確かめます。

要点

二項分布を使う4条件

一つでも欠けたら、同じ公式を自動的には使えません。

  1. 1

    試行回数nが先に決まっている

  2. 2

    各回を成功と失敗の2結果に分けられる

  3. 3

    成功確率pが毎回同じ

  4. 4

    各回の結果が互いに独立

図解4回中2回成功する6通りを並べて二項係数と確率を対応させる図
4個の位置から成功Sの2位置を選ぶ₄C₂=6通りを重複なく列挙しています。各並びの確率p²(1−p)²を6倍して合計します。
手順

二項確率を求める順番

  1. 1

    成功と失敗を言葉で定義する

  2. 2

    4条件を確認してn、p、kを決める

  3. 3

    成功位置の選び方を組合せで数える

  4. 4

    1通りの確率を掛ける

  5. 5

    指数の和と確率の範囲を検算する

場面
公平な硬貨を4回投げ、表がちょうど2回出る確率を求める。
順に考えると
成功を表とすればn=4、p=1/2、k=2です。表になる2位置の選び方は6通りで、どの並びも確率(1/2)²(1/2)²=1/16です。したがってP(X=2)=6/16=3/8です。表2回・裏2回なので指数の和も4です。
ここが結論
表がちょうど2回出る確率は3/8です。
注意

非復元抽出は独立とは限らない

確認

確認テスト

Q1

成功確率0.2の独立な試行を5回行い、成功が2回となる確率の式はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    二項分布は固定回数・2結果・確率一定・独立が条件

  2. 2

    成功の定義とn、p、kを先に書く

  3. 3

    組合せは成功する位置の選び方

  4. 4

    成功と失敗の指数の和はn

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