イントロ
二項分布の正規近似
整数の棒を連続な釣鐘形の面積へ置き換える
試行回数が十分大きい二項分布は、同じ平均と分散をもつ正規分布で近似できます。整数ごとの棒を面積へ移すときは、境界を0.5ずらす連続補正を使います。
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整数の棒を連続な釣鐘形の面積へ置き換える
試行回数が十分大きい二項分布は、同じ平均と分散をもつ正規分布で近似できます。整数ごとの棒を面積へ移すときは、境界を0.5ずらす連続補正を使います。
XがB(n,p)に従い、q=1−pとします。
正規近似
X≈Y, Y~N(np,npq)
二項分布Xを、平均np・分散npqの正規分布Yで近似します。
標準化に使う標準偏差は√npqです。
上側を含む境界の例
P(X≤k)≈P(Y≤k+0.5)
整数kの棒全体を含めるため、右端をk+0.5へ置きます。
不等号の向きと、端の整数を含むかを図で確認します。
二項分布の範囲を整数の棒で塗り、その外側の半整数を正規分布の境界にします。
二項分布のnとpを確認し、近似が妥当な形か見る
平均npと標準偏差√np(1−p)を求める
求める整数の棒を図で塗る
端を半整数へ移して連続補正する
補正後の境界を標準化して正規分布の面積を読む
| 二項分布の範囲 | 連続補正後 | 境界の意味 |
|---|---|---|
| X≤k | Y≤k+0.5 | kの棒を含む |
| X≥k | Y≥k−0.5 | kの棒を含む |
| a≤X≤b | a−0.5≤Y≤b+0.5 | 両端の棒を含む |
二項分布の範囲X≤k
二項分布の範囲X≥k
二項分布の範囲a≤X≤b
0.5を機械的に足すのではなく、含めたい最初と最後の棒の外側へ境界を置きます。
二項分布でP(20≤X≤30)を正規近似するとき、連続補正後の範囲はどれですか。
同じ平均np・分散np(1−p)の正規分布で近似する
整数の棒を含む外側の半整数へ境界を移す
補正後の境界を標準化する
近似の妥当性を確かめ、近似値として答える