上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

標準化と正規分布の確率

平均との差を標準偏差の個数へ換算する

標準化は、元の値を「平均から標準偏差何個分離れているか」というz値へ変える操作です。異なる平均や単位の正規分布を共通の標準曲線で扱えます。

定義

標準化

教科書では
値から平均を引き、標準偏差で割ってz値へ変換することです。
言いかえると
z=0は平均、z=1は平均より1標準偏差上、z=−1は平均より1標準偏差下を意味します。単位のあるXから単位のないZへ変わるため、異なる分布でも同じ標準正規分布表を使えます。符号は平均のどちら側かを示す大切な情報です。
公式

標準化の式

Xの平均をμ、標準偏差をσとします。

z値

元の値が平均から標準偏差何個分離れているかを表します。

  • 元の確率変数
  • Xの平均
  • Xの標準偏差
  • 標準化した確率変数
使うときのコツ

X−μの順を守り、平均との差が負ならzも負です。

標準正規分布

標準化したZは平均0、分散1の正規分布に従います。

  • 平均0、分散1の正規分布
使うときのコツ

2番目の1は分散ですが、標準偏差も1です。

解くコツ

原値、平均との差、z値、求める面積の順に4行で書くと符号を保てます。

図解X軸の65、70、75とZ軸の−1、0、1を対応させ75以下の面積を示す図
平均70、標準偏差5のX軸を標準化すると、65・70・75はz=−1・0・1へ対応します。75以下の面積は標準曲線のz=1以下、約0.8413です。
手順

確率へ変える5手順

  1. 1

    平均μと標準偏差σを確認する

  2. 2

    境界値からμを引く

  3. 3

    σで割ってz値を求める

  4. 4

    標準曲線上で求める領域を図示する

  5. 5

    使用する表の面積の定義を確認して値を読む

比較
元の位置z値曲線上の位置
X<μ平均より左
X=μ0曲線の中心
X>μ平均より右

元の位置X<μ

z値
曲線上の位置
平均より左

元の位置X=μ

z値
0
曲線上の位置
曲線の中心

元の位置X>μ

z値
曲線上の位置
平均より右

標準化しても大小関係は変わりません。求める領域が左側か右側かをz値の符号と照合します。

場面
Xが平均70、標準偏差5の正規分布に従うとき、P(X≤75)を求める。
順に考えると
75を標準化するとz=(75−70)/5=1です。求めるのは75以下なので、標準正規分布でz=1より左側の面積です。左側累積確率を掲載する表では0.8413と読めます。平均より上の値なのでzが正、確率が0.5より大きいことも検算になります。
ここが結論
P(X≤75)≈0.8413です。
注意

表の数値だけを拾わない

確認

確認テスト

Q1

平均100、標準偏差10の正規分布でX=85を標準化したz値はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    z値は平均との差を標準偏差で割る

  2. 2

    zの符号は平均の左右を表す

  3. 3

    標準化後は平均0、標準偏差1

  4. 4

    曲線の領域と表の定義を一致させる

What's New

新しいカテゴリが追加されました

  1. 日商簿記3級
  2. FP3級
  3. AWS Certified Solutions Architect - Associate
更新履歴をすべて見る