上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

等差型の漸化式

同じ数を足して進む

aₙ₊₁=aₙ+d は、前の項にいつも同じ数dを足す漸化式です。等差数列の「差が一定」という性質を、前の項から次の項を作るルールとして書いた形です。

定義

等差型の漸化式

教科書では
aₙ₊₁=aₙ+d のように、前の項に一定の数を足して次の項を作る漸化式です。
言いかえると
初項から第n項へ進むまで、足し算の矢印はn-1本あります。だから一般項では、dをn-1回足す形になります。第1項ではまだ移動していない、という見方が大切です。
図解a1からanまで公差dを足す矢印がn-1本あることを示す図
第1項から第n項へ進むには、間の矢印を数えます。項はn個でも、足し算で移動する回数はn-1回です。
公式

等差型の一般項

前の項にdを足す形なら使えます。dは公差で、毎回変わらない足し算です。

漸化式

隣り合う項の差がいつもdであることを表します。前の項が分かれば、次の項はdを足してすぐ求められます。

  • 公差
使うときのコツ

dは毎回同じです。

一般項

初項a₁にdをn-1回足します。第n項までに何本の矢印を進んだかを数えた式です。

使うときのコツ

n=1でa₁に戻ります。

解くコツ

初項、足す数、足す回数を分けて書きます。最後にn=1を代入し、初項へ戻るか確認すると安全です。

比較
見るもの意味
項の個数na₁からaₙまでに項はn個ある
矢印の本数n-1初項から第n項までにdを足す回数
n=1の場合まだ移動していないのでdは0回

見るもの項の個数n

意味
a₁からaₙまでに項はn個ある

見るもの矢印の本数n-1

意味
初項から第n項までにdを足す回数

見るものn=1の場合

意味
まだ移動していないのでdは0回

一般項のn-1は、項の個数ではなく、初項から何回進んだかを表します。

要点

見る順番

式の形から、等差数列として読めるかを確認します。aₙ₊₁-aₙがいつも同じ数なら、公差が一定の等差型です。

  1. 1

    aₙ₊₁=aₙ+d の形を探す

  2. 2

    初項a₁を確認する

  3. 3

    足す数dを読む

  4. 4

    第n項まではn-1回足す

場面
a₁=5, aₙ₊₁=aₙ+4 の一般項を求める。
順に考えると
前の項に4を足すので、公差は4です。第1項から第n項までは、1→2、2→3、...とn-1回進みます。したがってaₙ=5+4(n-1)=4n+1です。
ここが結論
一般項は aₙ=4n+1 です。n=1を入れると5になり、初項と一致します。
注意

dをn回足さない

確認

確認テスト

Q1

a₁=2, aₙ₊₁=aₙ+5 の一般項はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    aₙ₊₁=aₙ+d は等差型

  2. 2

    dは毎回足す数

  3. 3

    第n項までの移動はn-1回

  4. 4

    n=1で初項に戻るか確認する

  5. 5

    一般項はa₁+(n-1)d

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。