イントロ
標本設計と偏り
計算前に、誰が入り誰が抜けたかを見る
標本調査の偏りは、ある特徴をもつ人が選ばれやすい、答えやすい、特定の答えへ誘導されるときに生じます。人数より先に選び方と測り方を点検します。
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計算前に、誰が入り誰が抜けたかを見る
標本調査の偏りは、ある特徴をもつ人が選ばれやすい、答えやすい、特定の答えへ誘導されるときに生じます。人数より先に選び方と測り方を点検します。
調査値と母数の差は、偶然変動だけで説明できるとは限りません。
差の見取り図
調査値−母数=偶然のずれ+系統的な偏り
標本を取り直すと揺れる部分と、設計が同じなら同じ方向に残りやすい部分を分けます。
この式は厳密な分解計算ではなく、原因を点検するための見取り図です。
母集団、抽出枠、参加者、回答者、測定値の各段階で誰が抜けるかをたどります。
母集団は問いに合うよう具体的に定義されているか
抽出枠は母集団の重要な層を覆っているか
各対象が選ばれる仕組みは確率的か
無回答者と回答者の特徴は違いそうか
質問文・順序・測定方法が回答へ影響していないか
| 偏り | 起こり方 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| 抽出枠の不足 | 名簿に一部の層がいない | 対象を覆う枠へ更新 |
| 自己選択 | 関心の強い人だけ参加 | 対象から無作為に依頼 |
| 無回答 | 回答者だけに特徴 | 追跡と回答しやすい設計 |
| 測定・質問 | 誘導文や測定条件が違う | 中立で統一した方法 |
偏り抽出枠の不足
偏り自己選択
偏り無回答
偏り測定・質問
偏りの名称を当てるだけでなく、どの段階をどう直すかまで一組で考えます。
動画サイト上で「この動画が好きな人は投票してください」と募った結果を、全視聴者の好みとみなせない主な理由はどれですか。
偶然のずれと系統的な偏りを区別する
母集団から回答まで各段階の脱落を見る
標本数を増やしても設計上の偏りは残り得る
結果とともに抽出方法・回答率・質問文を読む