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イントロ

一次不等式・連立一次不等式

式を解いて範囲を重ねる

一次不等式は、条件を満たす数の範囲を求める道具です。連立では、2つの範囲のどちらかではなく、両方を満たす共通部分を読みます。

定義

一次不等式

教科書では
文字について一次の式で表された不等式です。
言いかえると
2x+1<7 のような式を変形して、xがどの範囲に入るかを求めます。連立一次不等式では、複数の不等式を同時に満たす範囲を答えます。一次不等式を解く基本は一次方程式に似ていますが、答えは数の範囲になります。連立では、それぞれの範囲が同時に成り立つ部分だけを選びます。
手順

一次不等式の解き方

  1. 1

    文字の項を片側に集める

  2. 2

    定数項を反対側に移す

  3. 3

    係数で割る

  4. 4

    数直線で範囲を確認する

要点

連立は『かつ』で読む

連立一次不等式では、それぞれの答えを出してから、両方に重なる部分だけを残します。

  1. 1

    1つずつ不等式を解く

  2. 2

    各範囲を数直線に表す

  3. 3

    重なった部分を答える

  4. 4

    開点・閉点も引き継ぐ

図解x>1 と x≤4 の2つの範囲を数直線で重ね、共通部分 1<x≤4 を示した図
連立一次不等式は、2つの条件を両方満たす範囲を探します。重なりが解集合です。 2本の条件を別々に描いてから重なる部分を見ると、連立一次不等式の解集合が分かります。
場面
2x+1<7 を解き、x>1 と x≤4 の連立を読む。
順に考えると
2x+1<7 は、1を移項して 2x<6、両辺を2で割って x<3 です。連立 x>1, x≤4 では、数直線上で1より右、かつ4以下の部分を重ねるので 1<x≤4 です。片方だけ満たす数は、連立の解には入りません。
ここが結論
連立では『どちらか』ではなく『どちらも』を満たす範囲だけを残します。
比較
条件の読み意味集合の操作
x>1 かつ x≤4両方満たす共通部分
x>1 または x≤4少なくとも一方和集合
連立不等式ふつう『かつ』重なりを見る

条件の読みx>1 かつ x≤4

意味
両方満たす
集合の操作
共通部分

条件の読みx>1 または x≤4

意味
少なくとも一方
集合の操作
和集合

条件の読み連立不等式

意味
ふつう『かつ』
集合の操作
重なりを見る

連立を『または』と読まないことが大切です。

注意

どちらか一方ではない

要点

連立不等式の見方

連立一次不等式では、各不等式を解いたあと、答えを並べて共通部分だけを残します。

  1. 1

    1本ずつ解く

  2. 2

    境界を白丸・黒丸で描く

  3. 3

    重なる範囲を見る

  4. 4

    同時に満たす条件として読む

確認

確認テスト 1

Q1

x>1 と x≤4 を同時に満たす範囲はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

2x+1≤7 を解くと、どれになりますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    一次不等式は範囲を求める

  2. 2

    負で割ると不等号を反転する

  3. 3

    連立は両方満たす共通部分

  4. 4

    最後に数直線で範囲を確認する