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イントロ

平方完成で軸と頂点を読む

見えない頂点を式変形で取り出す

一般形では頂点の位置がすぐには見えません。平方完成で二乗のまとまりを作ると、式の値を変えずに頂点形式へ直せます。

定義

平方完成

教科書では
二次式を、ある一次式の平方と定数の和に変形することです。
言いかえると
x²+bxのxの係数を半分にすると、平方の形を作れます。ただし括弧の中へ数を加えると式の値が変わるため、同じ量を外側で引いて調整します。目的は計算を飾ることではなく、軸と頂点が見える形にすることです。
公式

平方の形を作る関係

基本関係

xの係数2pの半分pを括弧へ入れ、増えたp²を外で引く。

  • xの係数
  • xの係数の半分
解くコツ

変形後を展開し、元の式へ戻るか必ず確認します。

手順

平方完成の手順

  1. 1

    x²の係数を1にそろえる

  2. 2

    xの係数の半分を括弧へ入れる

  3. 3

    加わった平方を外で差し引く

  4. 4

    定数を整理して頂点を読む

図解y=x²-4x+1を平方完成して頂点形式へ直す三段階の図
xの係数−4の半分−2を括弧へ入れます。(x−2)²では4が加わるため外で4を引き、式全体の値を保ちます。最後に展開して元の式へ戻ることも確認できます。
場面
y=x²-4x+1の軸と頂点を求める。
順に考えると
x²-4xは、-4の半分-2を使って(x-2)²-4です。したがって y=(x-2)²-4+1=(x-2)²-3。括弧内が0になるx=2で最小となり、軸はx=2、頂点は(2,-3)です。展開するとx²-4x+4-3=x²-4x+1となり、元へ戻ります。
ここが結論
平方完成の答えは、軸と頂点を読んで初めてグラフの情報になります。
要点

検算までを一つの手順にする

符号や定数のずれは、変形後を展開すれば発見できます。

  1. 1

    括弧内の数はx係数の半分

  2. 2

    平方で増えた定数を戻す

  3. 3

    最後に定数をまとめる

  4. 4

    展開して元の一般形へ戻す

要点

等しい式を保つ理由を言葉にする

平方完成では、都合よく定数を追加してよいのではありません。括弧の平方を作るために加えた量と同じ量を引くので、式全体の値が変わらないのです。この釣り合いを一行ごとに確かめ、等号の左右がすべてのxで一致する変形にします。

  1. 1

    xの係数を2pと見て、その半分pを決める

  2. 2

    (x+p)²を展開したとき増えるp²を確認する

  3. 3

    外側でp²を引き、元の式と同値に保つ

  4. 4

    残った定数をまとめて頂点のy座標を読む

  5. 5

    最後に展開し、x²・x・定数の三つの係数を照合する

注意

括弧を作っただけで終わらない

確認

確認テスト

Q1

y=x²+6x+2を平方完成した式はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    xの係数の半分で平方を作る

  2. 2

    増えた定数を外で戻す

  3. 3

    頂点形式から軸と頂点を読む

  4. 4

    展開で変形を検算する

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