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イントロ

定義域・値域とグラフ

放物線の全部ではなく、使う部分を見る

同じ二次関数でも、xに許された範囲が変われば現れるyの範囲も変わります。グラフを必要な部分だけ切り出すと、値域を目で確認できます。

定義

定義域と値域

教科書では
定義域はxが取り得る範囲、値域はそのxに対応してyが実際に取る範囲です。
言いかえると
定義域を数直線上だけで見るのではなく、両端のxからグラフへ縦線を上げ、その間の曲線を選びます。次に選んだ曲線をy軸へ横に投影すると、最も低いyから最も高いyまでが値域として見えます。
図解定義域に対応する放物線の部分を選び値域をy軸へ投影する図
xの区間に対応する太い曲線だけを見ます。その曲線の最低点と最高点をy軸へ移すと、値域の上下端が決まります。区間外の灰色部分は今回の値域へ含めません。
手順

値域を読む順番

  1. 1

    定義域の両端をx軸に置く

  2. 2

    対応する曲線部分を切り出す

  3. 3

    頂点がその範囲内か確認する

  4. 4

    曲線の最低・最高のyを読む

要点

定義域は条件、値域は結果

xとyの不等式を同じ数字で写すのではなく、関数を通した結果として値域を求めます。

  1. 1

    定義域はxについて書く

  2. 2

    値域はyについて書く

  3. 3

    頂点が範囲内なら候補になる

  4. 4

    端点を含む記号も確認する

場面
y=(x-1)²-2で、定義域を-1≤x≤3とする。
順に考えると
軸はx=1、頂点は(1,-2)で、頂点は定義域内です。x=-1とx=3ではどちらもy=2です。区間内の曲線は頂点で最も低く、両端で最も高いので、値域は-2≤y≤2です。xの端が-1と3だからといって、yも同じ範囲になるわけではありません。
ここが結論
定義域を曲線へ写し、その曲線の上下端を読むと値域が決まります。
比較
見るもの問い今回の例
定義域どのxを使うか-1≤x≤3
選ぶ曲線どの部分を見るかx=-1から3
値域どのyが出るか-2≤y≤2

見るもの定義域

問い
どのxを使うか
今回の例
-1≤x≤3

見るもの選ぶ曲線

問い
どの部分を見るか
今回の例
x=-1から3

見るもの値域

問い
どのyが出るか
今回の例
-2≤y≤2

入力の範囲と出力の範囲を、関数のグラフがつないでいます。

要点

値域の端がどこから来たか示す

値域の上下端は、定義域の端点または区間内の頂点の値から生じます。グラフを眺めて答えるだけでなく、候補となるxと対応するyを組で書くと、最大値・最小値を取り違えにくくなります。

  1. 1

    左右の端点を式へ代入して高さを求める

  2. 2

    軸のx座標が定義域内かを不等式で確認する

  3. 3

    区間内なら頂点の高さも候補へ加える

  4. 4

    候補のyを比較して最小値と最大値を決める

  5. 5

    開区間では端の値を実際に取るかを別に判断する

注意

グラフ全体の値域を答えない

確認

確認テスト

Q1

y=x²、定義域-2≤x≤1の値域はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    定義域は使うxの範囲

  2. 2

    対応する曲線だけを切り出す

  3. 3

    値域は曲線が取るyの範囲

  4. 4

    頂点と端点を候補にする

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