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イントロ

最大値・最小値の基本

頂点が山頂か谷底かを見る

放物線の頂点は、上へ開けば最も低い谷底、下へ開けば最も高い山頂です。開く向きと頂点を組にすると、最大・最小を迷わず読めます。

定義

最大値・最小値

教科書では
関数が取る値のうち最も大きいものを最大値、最も小さいものを最小値といいます。
言いかえると
定義域が全実数なら、上へ開く放物線は頂点から上へどこまでも続くので最小値だけをもち、最大値はありません。下へ開く場合は逆で、頂点で最大値をもち、最小値はありません。
図解上に開く放物線の谷底と下に開く放物線の山頂を比較した図
上向きの頂点は谷底なので最小、下向きの頂点は山頂なので最大です。矢印の先へ値が限りなく続く側には、定義域が全実数なら反対側の極値がありません。
公式

頂点形式から読む

頂点形式

頂点は(p,q)。a>0なら最小値q、a<0なら最大値q。

  • 極値を取るx
  • 最大値または最小値
解くコツ

aの符号を見てから、頂点のy座標qを答えます。

要点

答える情報を分ける

「値」と「そのときのx」は別の量なので、両方を明確にします。

  1. 1

    最大・最小の種類を決める

  2. 2

    極値は頂点のy座標

  3. 3

    そのときのxは頂点のx座標

  4. 4

    存在しない極値も明記する

場面
y=-2(x+1)²+5の最大値・最小値を調べる。
順に考えると
a=-2<0なので放物線は下へ開きます。頂点は(-1,5)だから、x=-1のとき最大値5を取ります。xが頂点から離れるほど二乗部分が増え、それに-2を掛けるためyは小さくなり続けます。したがって定義域が全実数なら最小値はありません。
ここが結論
最大値は5、そのときx=-1。最小値はありません。
要点

定義域が全実数のときの存在を判断する

上に開く放物線は頂点より下へ行かないため最小値を取りますが、左右へ進むとyはいくらでも大きくなるため最大値を取りません。下に開く場合は反対です。「見えている図の端」を最大・最小と考えないことが重要です。グラフ表示の範囲と定義域の範囲は別物です。

  1. 1

    a>0なら頂点が谷底で最小値qを取る

  2. 2

    a<0なら頂点が山頂で最大値qを取る

  3. 3

    上へ限りなく続く側には最大値、下へ限りなく続く側には最小値が存在しない

  4. 4

    答えには極値qと、そのときのx=pを別々に書き、座標(p,q)だけで終えない

  5. 5

    定義域が指定された問題では左右の端点も必ず調べる別手順へ切り替える

注意

頂点に最大と最小の両方はない

確認

確認テスト

Q1

y=3(x-2)²-4を全実数で考えた説明として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    a>0なら頂点で最小

  2. 2

    a<0なら頂点で最大

  3. 3

    極値は頂点のy座標

  4. 4

    そのときのxも一緒に答える

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