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イントロ

二次関数で事象を捉える

場面を式にし、答えを場面へ戻す

二次関数はグラフを描くためだけの式ではありません。変化する二つの量を決め、条件を式にすると、面積などの最大・最小を根拠付きで考えられます。

定義

数学的なモデル化

教科書では
事象から重要な数量と条件を取り出し、式・表・グラフで表して考えることです。
言いかえると
現実のすべてを式へ入れるのではなく、問いに必要な量をxとyにし、単位と取り得る範囲を決めます。計算後は、得たxやyが何を表すか、現実の条件を満たすかを確認します。解決の前後を往復することがモデル化です。
図解長方形の場面から変数、二次関数、グラフの最大点、場面の答えへ進む図
場面を式へ変えるだけでなく、グラフで得た最大点を長さと面積の単位へ戻します。矢印を逆向きにもたどり、周20mという元の条件を満たすか検算します。
手順

事象を解く6つの確認

  1. 1

    求めたい量を決める

  2. 2

    変化する量をxと置く

  3. 3

    単位と範囲を決める

  4. 4

    二つの量の関係を式にする

  5. 5

    グラフで最大・最小を求める

  6. 6

    結果を場面の言葉へ戻す

公式

長方形の面積モデル

周が20mの長方形

一辺をx mとすると、隣の辺は10-x m、面積Sは二辺の積。

  • 一方の辺の長さ(m)
  • 長方形の面積(m²)
使うときのコツ

長さなので0<x<10。

解くコツ

式より先に、二辺の和が10mになる理由と定義域を書きます。

場面
20mの柵で長方形を囲むとき、面積を最大にする辺を求める。
順に考えると
一辺をx mとすると、周が2x+2y=20だから隣の辺は10-x mです。面積はS=x(10-x)=-x²+10x=-(x-5)²+25。0<x<10の範囲で頂点x=5を使え、最大面積は25m²です。隣の辺も5mなので正方形になります。
ここが結論
最大面積25m²は、辺が5mと5mのときに得られます。
要点

答えを二段階で書く

数学上の頂点と、場面で問われた量を区別します。

  1. 1

    x=5は辺の長さ

  2. 2

    S=25は面積

  3. 3

    単位はmとm²で異なる

  4. 4

    定義域内か必ず確認する

要点

最大値が場面で実現できるか検算する

式の頂点が求まっても、そのxが変数の範囲外なら場面の答えには使えません。また長さを問うのか面積を問うのかで答える量も変わります。数値、単位、元の条件を逆向きにたどります。

  1. 1

    変数xの意味と0<x<10という範囲を式より先に決める

  2. 2

    頂点x=5が範囲内なので最大候補として使える

  3. 3

    隣の辺10−xも正で5mになることを確かめる

  4. 4

    周が2×5+2×5=20mで元の条件を満たすかを見る

  5. 5

    問われた最大面積は25m²と平方単位で答える

注意

頂点の座標をそのまま答えない

確認

確認テスト

Q1

S=x(10-x)で長方形の面積を表すとき、xの現実的な範囲はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    変数・単位・範囲を先に決める

  2. 2

    二つの量の関係を式にする

  3. 3

    グラフで最大・最小を判断する

  4. 4

    答えを現実の意味へ戻す

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