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イントロ

二次関数と二つの数量

式の前に、何が何で決まるかを見る

一辺を決めると正方形の面積が決まるように、二つの数量には対応があります。二次関数は、その対応を二次式で表して変化を調べる道具です。

定義

二次関数

教科書では
xの値を決めるとyの値が一つに決まり、yがxの二次式で表される関数です。
言いかえると
代表的な形は y=ax²+bx+c で、aは0ではありません。大切なのはx²という記号を見つけるだけではなく、xを何の量、yを何の量としているかを読むことです。長さや時間には現実に取り得る範囲があるので、式と一緒に条件も確認します。
要点

関係を読む3つの視点

式、表、場面は同じ関係の別の表し方です。一つだけで判断せず往復します。

  1. 1

    xを決めるとyが一つに決まる

  2. 2

    yはxの二次式で表される

  3. 3

    同じ幅のxでもyの増え方は一定でない

  4. 4

    単位と取り得る範囲を忘れない

図解正方形の一辺xと面積yを値の表に対応させた図
一辺xを1、2、3と増やすと、面積yは1、4、9になります。入力が同じ1ずつ増えても、面積の増え方は一定ではありません。
公式

二次関数の一般形

二次の項が残る関数を扱います。

一般形

a、b、cは定数で、aは0ではない。xを入れるとyが一つ決まる。

  • 入力する量
  • 対応して決まる量
  • 二次の変化を決める係数
解くコツ

場面では、まずxとyの意味を書いてから式へ代入します。

場面
一辺がx cmの正方形の面積をy cm²とする。
順に考えると
面積は一辺×一辺なので y=x² です。x=1ならy=1、x=2ならy=4、x=3ならy=9となります。xを1増やしたときのyの増加は3、5と変わるため、一定の割合で増える一次関数とは違います。また一辺の長さなので、現実の範囲はx>0です。
ここが結論
式だけでなく、表の変化とxの意味まで読むと、二次関数としての特徴が見えます。
要点

式だけでなく変数の意味までモデルに含める

同じ二次式でも、場面によって使えるxの範囲と単位が変わります。正方形の一辺ならxは正で、面積yは0より大きく、xがcmならyはcm²です。式が計算できる値と、場面で意味をもつ値を区別します。

  1. 1

    どちらを自分で決める量xにするかを最初に書く

  2. 2

    結果として決まる量yと、その単位を対応させる

  3. 3

    表ではxの刻みだけでなくyの差がどう変わるかを見る

  4. 4

    a=0なら二次の項が消えるため二次関数ではない

  5. 5

    式・表・グラフが同じ対応を示すか具体的な値で検算する

注意

x²が見えるだけでは判断しない

確認

確認テスト

Q1

xを入力、yを出力とするとき、二次関数であるものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    二次関数は二つの数量の対応

  2. 2

    一般形ではaは0でない

  3. 3

    式・表・場面を往復して読む

  4. 4

    単位と定義域も関係の一部

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