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イントロ

頂点形式と平行移動

式から放物線の住所を読む

放物線の形を一から点で描かなくても、頂点と軸が分かれば概形を決められます。頂点形式は、基本の放物線をどこへ動かしたかを示す地図です。

定義

頂点形式

教科書では
二次関数を y=a(x-p)²+q と表し、軸と頂点を直接読める形です。
言いかえると
(x-p)²が最小の0になるのはx=pです。そのときy=qなので頂点は(p,q)、左右対称の中心となる軸はx=pです。括弧内の符号を見た目で逆にするのではなく、「括弧の中が0になるx」を探すと安全です。
公式

頂点形式の読み方

頂点形式

y=ax²をx方向にp、y方向にqだけ平行移動した形。

  • 開く向きと広がり
  • 頂点のx座標
  • 頂点のy座標
使うときのコツ

軸はx=p、頂点は(p,q)。

解くコツ

括弧内を0にするxを求め、そのときのyを読む順にします。

図解y=x²の頂点を右3下1へ移してy=(x-3)²-1を作る図
基本の頂点(0,0)を右へ3、下へ1動かすと頂点は(3,−1)です。横移動は括弧内を0にする値で確かめ、aの符号と絶対値から向き・幅も読みます。
手順

式からグラフを描く順番

  1. 1

    aの符号で開く向きを決める

  2. 2

    x-p=0から軸x=pを読む

  3. 3

    頂点(p,q)を打つ

  4. 4

    頂点の左右に対称な点を加える

場面
y=2(x-3)²-1の軸・頂点・開く向きを読む。
順に考えると
x-3=0となるのはx=3なので軸はx=3です。そのとき二乗部分は0となり、y=-1だから頂点は(3,-1)です。a=2>0なので上へ開き、y=2x²と同じ広がりをもちます。例えばx=2とx=4ではどちらもy=1となり、軸の左右で対称です。
ここが結論
頂点(3,-1)を先に置き、左右対称な点を加えると概形を安定して描けます。
比較
式の部分グラフでの役割確認方法
a向きと広がり正負と絶対値
x-p横の移動括弧内を0にする
+q縦の移動頂点のy座標

式の部分a

グラフでの役割
向きと広がり
確認方法
正負と絶対値

式の部分x-p

グラフでの役割
横の移動
確認方法
括弧内を0にする

式の部分+q

グラフでの役割
縦の移動
確認方法
頂点のy座標

横だけは括弧内の見た目と移動方向が逆に感じやすいため、0になるxで確認します。

要点

頂点と形を分けて確認する

pとqは頂点の位置を決めますが、aは放物線の向きと幅を決めます。頂点だけが同じでもaが異なれば別のグラフです。基準のy=ax²から何が変わり、何が保たれるかを分けて読みます。

  1. 1

    x−p=0を解いて頂点のx座標pを確認する

  2. 2

    そのxを代入して頂点のy座標qを確認する

  3. 3

    aの符号から開く向きを付け加える

  4. 4

    |a|から基準の放物線より広いか狭いかを読む

  5. 5

    頂点の左右に等距離の点を一組取り対称性を検算する

注意

x-3を左へ3と読まない

確認

確認テスト

Q1

y=-2(x+4)²+3の頂点はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    頂点形式は移動を示す

  2. 2

    頂点は(p,q)、軸はx=p

  3. 3

    括弧内を0にして横位置を確認

  4. 4

    aは向きと広がりを保つ

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