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イントロ

導関数の意味

各点の傾きを新しい関数にする

一点ごとに求めた微分係数を、入力xに対応させて並べると導関数f'(x)になります。元のグラフが場所によってどう傾くかを一つの式で表します。

定義

導関数

教科書では
関数fの各xに、その点での微分係数を対応させる関数f'(x)です。
言いかえると
f'(a)は特定の一点aでの数、f'(x)はxを動かしたときの傾き全体を表す関数です。導関数が正・0・負のどこにあるかを見ると、元の関数の増加、水平、減少を予想できます。
公式

導関数の定義

各xでの差分商

基準点を固定したaではなく変数xのままにし、各点の微分係数を表す。

  • 元の関数
  • 各点の傾きを値にもつ導関数
  • 動かして考える入力
使うときのコツ

f'(a)は導関数へx=aを代入した値

解くコツ

元の関数の点の高さと、導関数の同じxでの傾きの値を縦に対応させます。

図解放物線y=x²上の複数の接線の傾きを、導関数y=2xの対応点へ写す上下二段の図
上段の放物線上の三接点で傾き−2、0、2を読み、同じxを点線で下段の直線f'(x)=2x上の三点へ写します。高さではなく傾きを移す図です。
手順

導関数を読む手順

  1. 1

    元の関数上で調べたいxを選ぶ

  2. 2

    その点での接線の傾きを考える

  3. 3

    傾きの値を同じxで導関数のy値にする

  4. 4

    複数のxで対応を繰り返す

  5. 5

    導関数の符号と元の関数の増減を結ぶ

要点

二つのグラフの縦軸は役割が違う

fのグラフのy値は元の量、f'のグラフのy値はその量の変化率です。同じxで上下に対応していても、数値の単位や意味は異なります。たとえば位置と速度の関係です。

  1. 1

    f(x)は量の値

  2. 2

    f'(x)はその量の局所的な変化率

  3. 3

    f'(x)>0ならfはその付近で増加

  4. 4

    f'(x)=0ならfの接線は水平

場面
f(x)=x²について導関数f'(x)=2xを傾きの表として読む。
順に考えると
x=−1,0,1でf'(x)は−2,0,2です。放物線はx=−1で右下がり、原点で水平、x=1で右上がりです。導関数の直線の値が、元の曲線の各点の傾きになっています。
ここが結論
f'(x)=2xは放物線の高さではなく、場所ごとの傾きを一覧にした関数です。
注意

f'(x)を元のグラフの式と思わない

確認

確認テスト

Q1

ある区間でf'(x)>0が続くとき、元の関数fの説明として最も適切なものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    f'(a)は一点の数、f'(x)は各点の傾きを集めた関数

  2. 2

    導関数の値は元の関数の接線の傾き

  3. 3

    fとf'では縦軸の意味が異なる

  4. 4

    導関数の符号から元の関数の変化を読める

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