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イントロ

極大・極小とグラフの概形

増減の向きが切り替わる場所を見る

増加から減少へ変わる点で極大、減少から増加へ変わる点で極小になります。f'=0だけでなく、その左右の符号変化で判定します。

定義

極値

教科書では
ある点の近くで関数値が周囲より大きいとき極大値、小さいとき極小値といい、両方を極値といいます。
言いかえると
極値は近くの点との比較です。区間全体で最も大きい最大値・最も小さい最小値とは同じとは限りません。極値を答えるときはx座標だけでなく元の関数値も求めます。
公式

符号変化による極値判定

極大の判定

増加から減少へ切り替わる頂点型の動き。

  • 元の関数の導関数
  • 接線が水平になる点
使うときのコツ

増加↗から減少↘へ

極小の判定

減少から増加へ切り替わる谷型の動き。

  • 導関数の左右の符号
  • 元の関数
使うときのコツ

減少↘から増加↗へ

解くコツ

f'=0の解→左右の符号→極大・極小の種類→元の関数へ代入して極値、の順で判断します。

図解増減表の正負正の符号変化と、対応する三次関数の極大点・極小点を上下に結んだ図
上段の臨界点を下段の(−1,2)、(1,−2)へ垂直に対応させます。曲線は原点を通り、f'の符号どおり↗↘↗と点対称に進みます。
手順

概形を描く手順

  1. 1

    f'(x)=0を解き、各区間の符号を調べる

  2. 2

    正から負なら極大、負から正なら極小と判定する

  3. 3

    候補のxを元のf(x)へ代入して極値を求める

  4. 4

    切片など確実に通る点を追加する

  5. 5

    増減表の矢印を滑らかな曲線でつなぐ

要点

水平な接線だけでは極値とは限らない

f'(a)=0は極値の候補を与えますが、左右で符号が変わらなければ極値ではありません。三次関数f(x)=x³ではx=0で接線が水平でも、関数は前後で増加を続けます。

  1. 1

    極大は+から−への変化

  2. 2

    極小は−から+への変化

  3. 3

    極値はf(a)という関数値

  4. 4

    概形は増減と通る点を同時に満たす

場面
f(x)=x³−3xの極値を求め、概形を考える。
順に考えると
f'(x)=3(x−1)(x+1)なので、符号は+、−、+です。x=−1で極大、x=1で極小。f(−1)=2、f(1)=−2より、極大値2、極小値−2です。
ここが結論
点(−1,2)で山、点(1,−2)で谷をもち、原点を通る左下から右上への三次曲線になります。
注意

極値をx座標だけで答えない

確認

確認テスト

Q1

x=aの左右でf'(x)の符号が負から正へ変わります。正しい結論はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    極値はf'の左右の符号変化で判定する

  2. 2

    正→負は極大、負→正は極小

  3. 3

    極値は候補のxを元のfへ代入して求める

  4. 4

    増減と通る点を満たすよう概形を描く

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