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イントロ

常用対数と桁数

大きな数を10の何乗かで測る

常用対数は、数の大きさを10の累乗の目盛りで表します。値の整数部分を見ると、実際に巨大な数を計算しなくても桁数を判断できます。

定義

常用対数

教科書では
10を底とする対数で、log10 Nを通常log Nと略記します。
言いかえると
Nが10のk乗以上で10のk+1乗未満なら、log Nはk以上k+1未満です。正の整数Nはこのときk+1桁です。整数部分と桁数が一つずれる点が重要です。
公式

桁数の判定

n桁の条件

正の整数Nが10のn−1乗以上、10のn乗未満ならNはn桁。

  • 桁数を調べる正の整数
  • Nの桁数
使うときのコツ

log Nの整数部分がkなら、Nはk+1桁

解くコツ

累乗を対数の係数へ移し、得た値を連続する二つの整数ではさみます。

図解1桁、2桁、3桁の数を10の0乗、1乗、2乗、3乗の境界で区切った数直線
10の累乗を桁数の境界として数直線に置き、1以上10未満は1桁、10以上100未満は2桁と対応させます。左端を含み右端を含まない区間も明示します。
手順

累乗の桁数を求める手順

  1. 1

    求めたい正の整数Nの常用対数を取る

  2. 2

    累乗は対数の前の係数へ移す

  3. 3

    与えられた対数の近似値を代入する

  4. 4

    結果を連続する二つの整数ではさむ

  5. 5

    整数部分に1を加えて桁数を答える

要点

境界が整数のとき

log Nが整数3でも、桁数は3ではありません。N=1000=10³は、10³以上10⁴未満の区間の左端にあり4桁です。対数値が境界に一致するときも、整数部分に1を加える規則を保ちます。近似した対数値が整数のすぐ近くなら、丸める前の大小関係を使い、桁の境界をまたいでいないか確認します。

  1. 1

    1=10⁰は1桁

  2. 2

    10=10¹は2桁

  3. 3

    1000=10³は4桁

  4. 4

    対数値が整数でも整数部分+1を用いる

場面
log 2≈0.3010を使い、2の20乗の桁数を求める。
順に考えると
log(2の20乗)=20log2≈20×0.3010=6.020です。6≤6.020<7なので、10⁶≤2の20乗<10⁷です。したがって2の20乗は7桁です。実際の値を掛け続ける必要はありません。
ここが結論
2の20乗は7桁。常用対数の整数部分6に1を加えます。
注意

整数部分をそのまま桁数にしない

確認

確認テスト

Q1

正の整数Nについて4.3<log N<4.4と分かるとき、Nは何桁ですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    常用対数は底10の対数

  2. 2

    n桁の整数は10のn−1乗以上10のn乗未満

  3. 3

    累乗は対数の係数へ移して近似計算する

  4. 4

    常用対数の整数部分に1を加えると桁数

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