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イントロ

指数関数と増加・減少

差ではなく倍率が一定

毎回同じ量を足す変化ではなく、前の値に同じ倍率を掛け続ける変化を指数関数で表します。増える速さそのものが大きくなる点が一次関数との違いです。

定義

指数関数

教科書では
a>0、a≠1のとき、y=aのx乗で表される関数です。
言いかえると
xが1増えるたびにyはa倍になります。aが1より大きければ増加し、0より大きく1より小さければ減少します。表で見分けるときは隣り合う値の差ではなく、後の値を前の値で割った比を調べます。
公式

指数関数の基本形

xが1増えたときの倍率が底aです。

基本形

入力xが1増えるごとに、出力yがa倍になる関係を表す。

  • 1回ごとの倍率である底
  • 倍率を掛ける回数
  • その時点の量
使うときのコツ

初期量がKならy=Kaˣと置く

解くコツ

表では隣り合う値の比を取り、一定なら指数関数の候補と考えます。

図解同じ差で増える表と同じ倍率で増える表を並べて比較する図
上段は毎回20を足す等差、下段は毎回1.5倍する指数的変化です。矢印に「+20」「×1.5」と明記し、値の並びだけでなく変化の規則を比較します。
手順

表から見分ける手順

  1. 1

    xが同じ幅で増えている行を選ぶ

  2. 2

    隣り合うyの差を計算する

  3. 3

    隣り合うyの比も計算する

  4. 4

    差が一定なら一次的、比が一定なら指数的と判断する

  5. 5

    比が1より大きいか小さいかで増加・減少を読む

要点

底が変化の向きを決める

底aが1より大きいと、xが増えるたびに1より大きい倍率を掛けるので値は増えます。0<a<1なら毎回一部分だけが残るので値は減ります。ただし、どちらも正の値を保ちます。

  1. 1

    a>1なら増加関数

  2. 2

    0<a<1なら減少関数

  3. 3

    a=1は変化しないため除く

  4. 4

    正の底では関数値も常に正

場面
ある量が80から始まり、1時間ごとに75%へ減るとき、3時間後までの表を作る。
順に考えると
倍率は0.75なので、時刻tの量は80×0.75のt乗と表せます。t=0,1,2,3で80,60,45,33.75です。差は−20,−15,−11.25と一定ではありませんが、比はすべて0.75です。
ここが結論
減る量は毎回小さくなりますが、残る割合0.75が一定なので指数関数です。
注意

減少を一定の引き算と思わない

確認

確認テスト

Q1

xが0,1,2,3のとき、yが5,10,20,40となる表の説明として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    指数関数はxが1増えるごとに一定倍率で変化する

  2. 2

    表では差ではなく隣り合う値の比を見る

  3. 3

    底が1より大きければ増加、0と1の間なら減少

  4. 4

    割合モデルでは基準となる量を確認する

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