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イントロ

対数の性質と計算

外の演算と真数の演算を対応させる

対数の外側の加法は真数の積、減法は真数の商、係数は真数の累乗に対応します。指数法則を逆向きに読んだ性質です。

定義

対数の基本性質

教科書では
共通の底について、真数の積・商・累乗を対数の和・差・係数へ移す規則です。
言いかえると
MとNが正なら、aの対数を取ることで掛け算を足し算へ、割り算を引き算へ変えられます。ただし真数の足し算そのものには分配できません。どの法則も指数法則から確かめられます。
公式

三つの対数法則

積と商

正の真数の積は対数の和、商は対数の差へ変わる。

  • 正の真数
  • 共通の底

累乗

真数の指数は対数の前の係数へ移せる。

  • 真数の累乗指数
使うときのコツ

逆向きにも使い、係数を指数へ戻せる

解くコツ

対数の底が共通か、真数が正かを確認してから法則を選びます。

図解対数の外側の加法・減法・係数を、真数の積・商・累乗へ対応させる図
上段の「+・−・係数」と下段の「積・商・累乗」を縦の矢印で対応させます。真数の和には矢印がないことも示し、存在しない分配法則を区別します。
手順

式をまとめる手順

  1. 1

    すべての対数の底が同じか確認する

  2. 2

    各真数が正である条件を確認する

  3. 3

    係数があれば真数の指数へ戻す

  4. 4

    加法を積、減法を商へ変える

  5. 5

    最後に指数表示へ戻せる値か確認する

要点

法則を逆向きにも使う

loga M+loga Nをloga(MN)へまとめるだけでなく、loga(MN)を二つに分けることもできます。計算したい値や方程式の形に合わせ、真数側と対数側のどちらが簡単かを選びます。変形の前後で各真数が正である条件も保ち、法則を使える範囲を式と一緒に管理します。

  1. 1

    積の計算は対数側で和にできる

  2. 2

    複数の対数は真数側で一つにまとめられる

  3. 3

    底が異なるままでは直接まとめない

場面
log2 8+log2 4−log2 2を計算する。
順に考えると
底はすべて2、真数は正です。加法を積、減法を商へ変えるとlog2(8×4/2)=log2 16です。2の4乗=16なので値は4です。個別に3+2−1と求めても一致します。
ここが結論
答えは4。まとめた後に指数表示へ戻して検算できます。
注意

真数の和には分配しない

確認

確認テスト

Q1

log3 4+log3 9を一つの対数にまとめた式はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    真数の積は対数の和、商は差

  2. 2

    真数の累乗は対数の係数へ移せる

  3. 3

    底を共通にし、真数が正か確認する

  4. 4

    真数の和・差には分配しない

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