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イントロ

対数方程式・不等式

条件を先に、解を最後に戻す

対数を含む式では、計算できる範囲が最初から限られます。真数条件を書き、対数を外して計算し、得た値を条件へ戻す三段階が必要です。

定義

真数条件

教科書では
実数の対数が定義されるために、各対数の真数が正でなければならない条件です。
言いかえると
対数法則で式をまとめると条件が見えにくくなるため、変形前にすべて書きます。方程式から得た値が真数を0以下にするなら、その値は元の式で意味をもたず不適解です。
公式

同じ底での比較

方程式

同じ底の対数関数は一対一なので、定義域内で真数を等しくできる。

  • 正である真数
  • 正で1ではない共通の底

不等式

底が1より大きければ向きを保ち、0と1の間なら向きを逆にする。

  • 単調性を決める底
解くコツ

真数条件、対数の整理、代数計算、条件で検算の順を固定します。

図解真数条件から対数を外し、計算した解を条件へ戻して不適解を除く四段階の図
「条件を書く→対数を外す→代数計算→元の条件で検査」の四段階を一方向の矢印で示します。最後の戻り矢印が、計算だけでは解が確定しないことを表します。
手順

解く手順

  1. 1

    すべての真数について正の条件を書く

  2. 2

    必要なら対数法則で一つの対数へまとめる

  3. 3

    同じ底の性質または指数表示で対数を外す

  4. 4

    残った方程式・不等式を解く

  5. 5

    得た値と範囲を真数条件へ戻して共通部分を取る

要点

不等式は二つの条件を重ねる

対数不等式では、対数関数の単調性から得た範囲だけでなく、真数が正となる範囲も必要です。二つを数直線に書き、共通する部分を最終解にします。底が0と1の間なら単調減少なので、不等号を外すときに向きを反転した根拠も明記します。

  1. 1

    底が1より大きいか小さいか確認する

  2. 2

    真数条件を変形後も消さない

  3. 3

    最終解はすべての条件の共通部分

場面
log2(x−1)=3を解く。
順に考えると
まず真数条件x−1>0、つまりx>1です。指数表示へ戻すとx−1=2³=8なのでx=9です。9はx>1を満たし、元の式へ入れるとlog2 8=3となるため採用できます。
ここが結論
解はx=9。条件を先に書き、最後に元の式で確認します。
注意

計算で出た値を自動的に採用しない

確認

確認テスト

Q1

log3(x+2)=2を解くとき、最初に置く真数条件はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    最初にすべての真数条件を書く

  2. 2

    同じ底へ整理して対数を外す

  3. 3

    不等式では底による単調性を確認する

  4. 4

    得た解を真数条件と元の式へ戻す

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