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イントロ

有理数指数の指数法則

演算を見て指数の操作を選ぶ

指数が分数や負の数になっても、同じ底の積・商・累乗には整数指数と同じ規則が使えます。大切なのは、底と演算を確認してから指数を動かすことです。

定義

有理数指数の指数法則

教科書では
正の底について、指数が有理数でも積では加法、商では減法、累乗では乗法を用いる規則です。
言いかえると
同じ底の累乗は、何回分の掛け算かを指数で数えています。積では回数を合わせ、商では取り除き、累乗の累乗では同じ操作を繰り返すため、指数の計算がそれぞれ加える・引く・掛けるになります。
公式

三つの指数法則

底aは正、pとqは有理数とします。

積と商

同じ底の積では指数を加え、商では分子の指数から分母の指数を引く。

  • 共通する正の底
  • 有理数の指数

累乗の累乗

累乗をさらに累乗するときは指数を掛ける。

  • pとqの積
使うときのコツ

外側の指数を内側の指数へ掛ける

解くコツ

式を見て、まず同じ底か、次に積・商・累乗のどれかを判定します。

図解積・商・累乗の三つの演算から、指数の加法・減法・乗法へ分岐する図
左から式の演算を判定し、積なら+、商なら−、累乗なら×へ進みます。底が同じことを入口で確認するため、異なる底を誤ってまとめる操作も防げます。
手順

指数法則を選ぶ手順

  1. 1

    各項の底が同じか確認する

  2. 2

    式全体の演算が積・商・累乗のどれかを決める

  3. 3

    指数を加える・引く・掛けるの対応を選ぶ

  4. 4

    分数指数は通分して計算する

  5. 5

    負の指数が残れば正の指数の逆数へ直して確認する

要点

負の指数は逆数

aの−r乗は、aのr乗に負号を付けるのではなく、その逆数です。たとえば2の−3乗は−8ではなく1/8です。値の符号ではなく、掛け算の向きを逆にする記号だと捉えます。

  1. 1

    aの−r乗は1/aのr乗

  2. 2

    正の底なら指数が負でも値は正

  3. 3

    0の負の指数は扱えない

場面
8の3分の2乗と8の−3分の1乗の積を求める。
順に考えると
底がどちらも8で積なので、指数を加えます。2/3+(−1/3)=1/3となり、式は8の1/3乗です。これは∛8=2です。根号へ直して個別に計算するより、指数を先にまとめると短く確認できます。
ここが結論
答えは2。積では指数を加え、最後に累乗根へ戻します。
注意

累乗の累乗で指数を足さない

確認

確認テスト

Q1

(aの2分の1乗)の3乗を一つの累乗で表すとどれですか。a>0とします。

まとめ

まとめ

  1. 1

    指数法則を使う前に底が同じか確認する

  2. 2

    積は指数を加え、商は引き、累乗の累乗は掛ける

  3. 3

    負の指数は正の累乗の逆数

  4. 4

    分数指数でも整数指数と同じ規則を保つ

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