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イントロ

累乗根と有理数指数

根号を指数の言葉で読み直す

平方根や立方根は、指数を整数だけでなく分数まで広げると一つの規則で表せます。根の次数と累乗の順を整理すると、根号を含む計算が見通しよくなります。

定義

累乗根

教科書では
n乗してaになる数をaのn乗根といい、正のaについて正の値をⁿaで表します。
言いかえると
指数法則を分数にも保つため、aの1/n乗をⁿaと定めます。aのm/n乗は、先にn乗根を取り、その結果をm乗した値です。正の底を扱えば、どちらの順で計算しても同じ値になります。
公式

根号と分数指数の対応

分母は根の次数、分子は累乗の回数です。

有理数指数

a>0、nは正の整数として、根を取る操作と累乗を一つの指数で表す。

  • 正の底
  • 根の次数
  • 累乗の回数
使うときのコツ

数値例では先に根を取ると計算が小さくなることが多い

解くコツ

指数の分数を見たら、分母を根号の左上、分子を外側の累乗へ移して読みます。

図解27の3分の2乗を、立方根を取ってから二乗する流れへ変換する図
分母3を立方根、分子2を二乗へ対応させています。27から3、3から9へ進む二段階をたどると、指数の各数字の役割を混同せずに計算できます。
手順

分数指数を読む手順

  1. 1

    底が正であることを確認する

  2. 2

    指数の分母を根の次数として読む

  3. 3

    指数の分子を累乗の回数として読む

  4. 4

    先に根を取るか先に累乗するか、計算しやすい順を選ぶ

  5. 5

    整数へ戻せるときは最後まで簡単にする

要点

主値と方程式の解を分ける

16は正の主値2を表します。一方、x⁴=16という方程式の実数解は2と−2です。根号という記号が表す値と、方程式を満たす未知数の候補は同じ問いではありません。

  1. 1

    根号ⁿaは原則として正の主値を表す

  2. 2

    分数指数の底はこの単元では正の数に限る

  3. 3

    方程式の解では正負を別に検討する

場面
27の3分の2乗を計算する。
順に考えると
指数の分母3は立方根、分子2は二乗を表します。まず∛27=3を求め、次に3²=9とします。先に27²を計算してから立方根を取っても同じですが、数が大きくなるので先に根を取る方が安全です。
ここが結論
27の3分の2乗は9。計算順を選んでも指数法則により値は変わりません。
注意

分母と分子を逆にしない

確認

確認テスト

Q1

16の4分の3乗を計算する手順として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    aの1/n乗は正のn乗根ⁿaを表す

  2. 2

    aのm/n乗では分母が根の次数、分子が累乗の回数

  3. 3

    正の底なら根と累乗の計算順を選べる

  4. 4

    根号の主値と方程式の実数解を区別する

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